(和歌山)竈山神社の摂社・静火神社を訪問。且つては竈山神社より社格は上の明神大社だった!紀三所社の1社(α7Ⅲ)

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はじめに

竈山神社を訪問した際に、境外摂社の静火神社を訪問しました。

延喜式では、明神大社となっており竈山神社よりも格が上だった神社です。
時代を経て紀州徳川家により竈山神社が再建された際に、立場が逆転したそうです。

以前の三社参りは、紀三所社だったのかもしれません。

では、静火神社を見ていきましょう。

御祭神

静火大神

竈山神社の社家である鵜飼氏が受け継ぐ文書によると、火結神と呼ばれていたそうです。

『続風土記』では「紀三所社」が伊太祁曽神社に祀られる各神様を分祀した、とされており、静火神社の祭神は、うち、都麻都比売命であると推定されているそうです。

「木の国」である紀伊国の「鎮火の神」であったとする説もあるそうです。
木は燃えるものですので、火を鎮める神様が祀られたのかもしれません。

その他の説もあり、住吉大社神代記では、住吉大社摂社の船玉神社は紀の国の神様を指しており「志麻神・静火神・伊達神」の本社とされているそうです。

社格・御由緒

社格

式内社では、明神大社
※竈山神社は小社だったため、竈山神社より社格が高かったことになります

旧社格は村社

現在は、竈山神社の境外摂社

御由緒

創建について

創建は不詳です。
元々は、現在の社地とは異なる場所に鎮座していたと伝わります。

江戸時代には廃絶されていたそうで、和歌山藩により再建された上で竈山神社が静火神社を管理するようになったそうです。

紀三所社

いづれの神社も、『延喜式神名帳』に名神大社とされた神社です。

伊達神社(和歌山市園部)、志磨神社(和歌山市中之島)を含めて、紀三所社と呼ばれていたそうです。住吉大社神代記において、紀三所社の由来については、神功皇后が武内宿禰に三韓征伐に用いた船3艘を祀らせたことを起源とするようです。

訪問記

竈山神社~静火神社

竈山神社でもらった案内図

竈山神社で静火神社の御朱印と案内図を頂くことができます。
徒歩で10~15分程度です。

今回、旧社地を含めて訪問することにしました。

静火神社(旧社地)への道中

竈山御陵の近くの交差点を大きな道路沿い(和歌山本線)に沿って歩きます。
(写真の右奥が竈山御陵で更にその奥が竈山神社のため、左方向)

しばらくすると、静火神社への案内板があります。
直接静火神社を参拝する場合は、左へ。
旧社地を訪問する場合は、まっすぐ道路沿いを進みます。

ローソンが見えたら信号を渡りローソン沿いに左へ曲がります。

静火神社(旧鎮座地)

現在、静火神社の旧鎮座地には石碑が建立されています。
道を新しく建設した際に氏子の方が建立されたようです。

石碑によると、度々の水害に遭っていたようです。
そのため、薬師山(旧名:天霧山)の上に場所を遷された、とか・・・。

静火神社の参道

旧社地を通り過ぎて、次の信号まで。
そこから左側へ信号を渡って真っすぐ進みます。

すると、小さい入口があります。

とても急な坂ということがお分かりになると思います。

途中、石でできたお地蔵様が。お酒が供えられていました。

この写真でも急だということがお分かりになりますでしょうか。
ちょっと息が切れます。

途中からの景色です。
旧名坂を一気に上るので住宅地を見渡すことができます。

竹藪の中を抜けていくと、静火神社まですぐです。

静火神社

鳥居

少し平になっている場所に神社は鎮座しています。
手前に参道は切られていないことがわかります。

鳥居正面です。

手水舎

静火神社の手水舎です。
しっかりとしたキレイな手水舎ですね。

手水舎の奥にはベンチが供えられていました。

社殿

拝殿

静火神社には拝殿があります。

こちらから参拝します。
雨でも濡れずに参拝できますね。

社殿

とても立派な社殿ですね。
且つての明神大社であれば、もう少し立派でも良いかもしれません。

いずれにせよ、守ってくれている氏子の皆さまに感謝、ですね。

横からの写真です。

静火神社の紹介は以上になります。

御朱印

静火神社の御朱印です。
竈山神社で頂くことができます。

地図・住所

静火神社(旧社地)

〒641-0004 和歌山県和歌山市和田646−4

静火神社(現・鎮座地)

〒641-0004 和歌山県和歌山市和田

さいごに

竈山神社の続きとして、摂社の静火神社をご紹介しました。

現在は摂社ではありますが、管理上という意味合いと理解しています。

以前は竈山神社より社格が上の明神大社でしたので・・・。
今回は時間の都合で訪問できませんでしたが、紀三所社と言われた他2社についても、参拝してみたい、と感じました。

皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!

デル株式会社

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