はじめに
和歌山電鉄・貴志川線をご紹介します。
たま駅長で日本全国に有名になった路線です。2022年1月になって社長代理に就任したとのニュースもありました。
1日乗車券を使って巡ってみましたのでご紹介します。
和歌山電鉄 貴志川線とは
貴志川線のホームページ:https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/
概要
歴史
和歌山駅から貴志駅を結ぶ電車です。
1916年(大正5年)大橋駅から伊太祈曽駅(昔の山東駅)間が山東軽便鉄道として開業します。
その後、他路線も開通します。
1924年(大正13年)に起点が現在の和歌山駅になります。
1931年(昭和6年)に和歌山鉄道に社名が変更されます。
1941年(昭和16年)に電化が始まります。
1961年(昭和36年)南海に買収され、貴志川線となります。
2005年(平成17年)南海が撤退します。
同年、岡山電軌鉄道が事業引き継し、和歌山電気鉄道が設立されます。
※和歌山県と貴志川町が事業引き継ぎ先を公募した結果
2006年、「いちご電車」の運行が開始されます。
※なんと、水戸岡鋭治さんがデザインされたそうです
2007年、「たま駅長」が貴志駅の駅長に就任
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08654-scaled.jpg)
そして現在に至ります。
いちご電車の他にも、変わった電車が運行されており、たま駅長の就任も含めて、企業努力をされていることが分かりますね!
貴志川線の電車
ユニークな電車が複数運行されています。
私が撮影できたのは、下記です。
※あくまでも、2020年12月時点の撮影です。
車両の追加・消滅等が発生することがあることはご了承ください。
たま電車
たま駅長がイラストで描かれており、猫耳が特徴的な電車です。
(※詳細は、下記の記事を参照ください)
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08620-scaled.jpg)
うめ電車
水戸岡鋭治さんがデザインした、とされるうめ電車です。
現在の「新生貴志川線のはじまりの電車」とも言えそうです。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08658-scaled.jpg)
おもちゃ電車
2021年9月5日を以て、運行を停止したそうです。
どんな内装なのか気になりますね。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08696-scaled.jpg)
おもちゃがディスプレイされています。
まず、がちゃがちゃです。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08969-scaled.jpg)
こちら、ケースにはいったおもちゃです。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08975-scaled.jpg)
鉄道も。貴志川線の車両も含まれていました。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08972-scaled.jpg)
和歌山を走るJRも含まれていました。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08974-scaled.jpg)
おもちゃ電車の連結部分です。
OMODENと表記されています。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08978-scaled.jpg)
いちご電車
イチゴのイラストが車体に描かれていました。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08660-scaled.jpg)
ソファが苺柄です。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08961-scaled.jpg)
暖簾も苺になっています。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08962-scaled.jpg)
たま電車ミュージアム号
2021年12月4日から運行開始されたそうです。
路線図
概要の路線図と見どころを紹介してくれています。
和歌山駅から貴志駅までの寺社仏閣などが紹介されています。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08619-scaled.jpg)
1日乗車券
お得な1日乗車券が販売されています。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08642-scaled.jpg)
値段は800円でした。
和歌山駅から終点の貴志駅までは410円。1区間の料金は190円。
何度か乗ったり降りたりする場合は、1日乗車券を購入した方がお得です。
訪問記
和歌山駅
JRの和歌山駅を降りると、案内図が出ていたため向かいます。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08617-scaled.jpg)
貴志川線の階段にはたま駅長のイラストが掲げられています。
こちらの階段句と、貴志川線のホームです。
ホーム・たま電車
ホームに上がると、たま電車が停車していました。
先頭に猫耳がつけられており、とても可愛い車体です。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08620-scaled.jpg)
出発まで時間があったため、少し見学してみました。
本体横
たま電車の名前とともに、イラストが沢山!
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08622-scaled.jpg)
ドアの周りにも手形がつけられており、とても凝ったデザインになっています。
(いちごのイラストが見えるのは御愛嬌w)
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08624-scaled.jpg)
社内
運転席への扉がたま駅長です。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08633-scaled.jpg)
窓枠にたま駅長のシールが貼ってあります。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08627-scaled.jpg)
社内のポスターもたま駅長。
訪問時が2020年の12月だったため、クリスマスポスターでした。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08630-scaled.jpg)
たま駅長(猫)のライトです。
そして、ちらっと写っている日よけにもたま駅長(猫)が。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08631-scaled.jpg)
そして、連結部にもたま駅長。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08626-scaled.jpg)
本棚がありました(いちご文庫、ぽち文庫)
寄付等で成り立っていると思われます。ちゃんと返却してくれるんでしょうね。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08637-scaled.jpg)
椅子です。変わったデザインです。
真ん中の背もたれはたま駅長のシルエットでしょうか。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08629-scaled.jpg)
ところどころにたま駅長がいるので、ぜひ探してみてください。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08659-scaled.jpg)
社内のたま駅長!
なんと、たま駅長!!
電車の中に駅長室がありました!!
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08645-scaled.jpg)
そして、駅長室の隣には丸いものが。
たま駅長が入ることがあるのでしょうか。それとも、赤ちゃん連れのお客さん用でしょうか。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08640-scaled.jpg)
そして、たま電車サポーターの皆さま。
ひょっとして、クラウドファンディングでもしていたのだろうか!?(未確認)
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08634-scaled.jpg)
いづれにせよ、この路線が色んな人に愛されていることが分かりますね。
貴志川線に乗車
列車で進みます。基本的に単線です。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08663-scaled.jpg)
すれ違いは、途中駅で行われます。
(こちらの写真は伊太木曽駅です)
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08697-scaled.jpg)
甘露寺前では、この様なおみくじも。
甘露寺といえば、鬼滅の刃で出てきてた甘露寺蜜璃さん。何か関係あるのかな??
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08665-scaled.jpg)
終点:貴志川駅
まず、終点の貴志川駅を訪問しました。
たま駅長で有名な駅ですね!では、貴志川駅を紹介していきます。
駅の外観
猫耳が印象的な駅舎です。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08674-scaled.jpg)
ニタマ駅長(2022年1月より社長代理!)
ニタマ駅長です。前を向いてくれるときに写真を撮るには中々難しい(汗
ニタマ駅長は、先代のたま駅長を引き継ぎⅡ世とのことです。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08673-scaled.jpg)
何とか前を向いている写真を撮影できました!
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08684-scaled.jpg)
2022年1月、衝撃のニュースが!!
なんと、たま駅長が社長代行に就任したそうです!
和歌山電鉄のホームページ(プレスリリース)はこちら!
たま神社・いちご神社・おもちゃ神社
何と、ホームに神社が!!
たま神社・いちご神社
こちらは、たま神社といちご神社です。
メインはたま神社です。
いちご神社は、いちご電車がある関係だと思います。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08689-scaled.jpg)
そして、たま神社の隣にはたま大明神が。
お亡くなりになった先代のたま駅長を祀ったものと思われます。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08692-scaled.jpg)
おもちゃ神社
こちらは、おもちゃ神社。
おもちゃ電車の関係ですね。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08690-scaled.jpg)
TAMAミュージアム
たま駅長の写真が飾ったりました。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08677-scaled.jpg)
その他、たま駅長グッズが販売されています。
こちらは、たま神社の絵馬やお守りなどです。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08680-scaled.jpg)
こちらはピンバッチです。
私は貴志川線に貢献するためにも、ピンバッチを購入しました。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08678-scaled.jpg)
シールやイヤホンジャック、その他本も販売されています。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08683-scaled.jpg)
こちらはレプリカ、本、マグカップ、靴下など
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC08682-scaled.jpg)
折り返し
では、貴志川駅から戻っていきます。
元から行きたかった、3社巡りに向かいます。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08672-scaled.jpg)
途中下車と3社巡り
貴志川線沿線の神社3社に巡ることを3社巡りとされています。
3社とは、伊太祈曽神社、竈山神社、 日前神宮・国懸神宮を指します。
伊太祈曽駅
且つて、貴志川線の開業当時に終着駅だった場所です。
そのため、他の駅と比較して見どころがあります。
駅舎
外からはこのようになっています。
ホームとは別に、小さな駅舎があり、外には貴志川線の鉄道のヘッドが飾られています。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08706-scaled.jpg)
伊太祈曽駅 検査場
大正5年の開業時に完成した中央の部分と、増築された片屋根の部分から成ります。
中央部には検査用のピットが2本並行して彫られているようです。
写真の右に見えているのが、中央部分になります。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08954-scaled.jpg)
駅長室
貴志川駅とは別に、よんたま駅長がいらっしゃいます。
正面の写真はこちらです。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08708-scaled.jpg)
機嫌がよくないときは、正面の写真は撮影できませんのでご注意を・・・。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08946-scaled.jpg)
ちなみに、辞令も交付されているようで、展示されていましたよ。
キャラクターにもちゃんと辞令が交付されているのがいいですよね。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08948-scaled.jpg)
グッズ売り場
貴志川駅と同様に、貴志川線のグッズが販売されています。
コーナー自体は小さいですが、ぜひ!
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08947-scaled.jpg)
なお、期間限定でこのように超格安の切符も販売されていたようです
(※2021年3月21日までのため、もう終了してます;新型コロナの影響と推察してます)
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08943-scaled.jpg)
自転車のレンタル
4時間まで300円でレンタルできます。
1日乗車券があると、割引になります。詳細は、下記ホームページにて。
(和歌山電鉄ホームページ 伊太木曽駅のレンタサイクル:https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2016/03/31/%E4%BC%8A%E5%A4%AA%E7%A5%88%E6%9B%BD%E9%A7%85%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB-%E3%81%9F%E3%81%BE%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A/)
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08942-scaled.jpg)
自転車は、このような自転車です。
電動アシスト付き自転車ではありませんのでご注意を。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08707-scaled.jpg)
訪問地 伊太祈曽神社
(3社巡りその1)
本社の紹介記事です。
奥宮と旧社地の紹介記事です。
竈山駅
竈山駅の駅舎
竈山駅です。すれ違いはできない構造になっています。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2021/12/DSC08985-scaled.jpg)
訪問地 竈山神社
(3社巡りその2)
竈山神社、及び竈山御陵の紹介記事です。
竈山神社の境外摂社である静火神社の紹介記事です。
紀三所社の1社でもあります。
日前宮駅
日前宮駅の駅舎
ホームへの入口です。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC09257-scaled.jpg)
日前宮駅は列車がすれ違いできるようになっています。
竈山駅と比べると、大きいと言えます。
![](https://musubi-goen.com/wp-content/uploads/2022/01/DSC09140-scaled.jpg)
訪問地 日前神宮・國懸神宮
(3社巡りその3)
日前神宮・國懸神宮を訪問しました。
三社巡りの最後になります。
さて、貴志川線と3社巡りの旅、如何でしたでしょうか。
もう1社、和歌山駅から訪問できる神社をご紹介しています。
もしご興味があれば、ご覧になってみてください。
おまけ
和歌の浦にある玉津島神社・鹽竈神社を訪問しました。
安産祈願・子授け祈願の神社です。そして、和歌の浦の景色がとても美しい神社です。
さいごに
和歌山電鉄・貴志川線をご紹介しました。
短い路線ですが、電車に対して飽きさせない工夫、楽しんでもらいたい、という気持ちが強く伝わってくる路線です。
三社巡りも併せて、もし和歌山を訪れたら貴志川線に乗車してみてください。
皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
コメントを残す