(奈良)吉野山の入口に君臨する金峯山寺。国宝もある熊野と繋がる山岳信仰、及び修験道の聖地!(α7Ⅲ)

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はじめに

桜を見るために、吉野山を訪れました。

その際に、金峯山寺の蔵王堂に立ち寄りました。
桜とお寺というのもいい景色ですので訪問したのですが、とても歴史が詰まっている場所で驚きました。

春の桜の時期には、本尊の特別開帳をしているため、興味のある方はぜひ。
個人的には、脳天大神を参拝しなかったのは心残りでした。

寺の起こり

奈良県南部の吉野山に位置する金峯山寺は、7世紀に活動した伝説的な山林修行者・役小角が開創したと伝え、蔵王権現を本尊とする寺院のようです。山林修行者は、吉野から熊野を行き来していたとも聞きます。
(※その中間あたりに存在しているのが、熊野の奥の院と言われる「玉置神社」です)

また、昔は吉野山辺りを金峯山と称していたようです。


大和の国 、吉野山から大峯山山上ケ岳にかけての一帯は古くは金峯山(きんぷせん)と称し、古代より世に広く知られた聖域でした。

この金峯山に役行者神変大菩薩が白鳳年間(7世紀後半)に修行に入り、修験道独特の本尊・金剛蔵王大権現を感得されます。
この姿を山桜に刻んで、山上ケ岳(現:大峯山寺本堂)と山麓の吉野山(現:金峯山寺蔵王堂)に祭祀されます。

これが金峯山寺の開創と伝えられています。

訪問記

黒門

下千本と中千本の間に、黒門があります。
城郭に用いられることの多い、高麗門です。
金峯山寺黒門

近くで見ると、ベタベタとシールが貼ってあります。
1985年に再考されたものです。

銅の鳥居

黒門を抜けてしばらく進むと、銅の鳥居が見えてきます。

Wikipediaより

吉野から大峯山(山上ヶ岳)までの修行道には発心門、修行門、等覚門、妙覚門という、悟りへの4つの段階を象徴した門が設定されているが、そのうちの「発心門」にあたるのがこの鳥居である。鳥居の柱が蓮台の上に立っているのは、神仏習合の名残り。室町時代の再興。

二王門(仁王門):国宝

2020年4月段階で修理中でした。

Wikipediaより

本堂(蔵王堂)の北側に位置する入母屋造、本瓦葺きの二重門
(二重門とは2階建て門で、1階と2階の境目にも屋根の出をつくるものを指す)
軒先に吊るしていた風鐸(ふうたく)の銘から室町時代の康正2年(1456年)の再興

仁王門~本堂(蔵王堂)

仁王門からの道すがら、中千本を綺麗に見ることができます。

奥の桜を拡大すると、下記の写真になります。

また、吉野山の歴史も紹介されていたので、こちらに掲載します。
671年から掲載されていますね。

階段を上ると、本堂が見えてきます。

本堂(蔵王堂):国宝

本堂です。木造の素晴らしい建築です。
左下に見えているのは、拝観受付と御朱印の受付です。

境内の真ん中あたりに桜が植えられていて、いい雰囲気になっています。

四本桜として有名のようです。

私は特別公開されている本尊(仏像)にはあまり興味がなかったため、遥拝という形をとらせて頂きました。

脳天大神

帰ってから気づきました。
受けたい試験があるため、お参りしておけばよかったです。

桜に囲まれた道を進むと、お参りできます。

その他境内の様子

境内の様子です。

展望スペースにもなっているようです。

観音堂です。

その他にも、天満神社が鎮座しています。
そちらの様子は、こちらにて。

中千本川の入口

お寺側から見た景色です。

お寺の社号標があります。元々、二天門があったそうです。
帰りは、こちらから失礼しました。

<後醍醐天皇 「導きの稲荷」>

社号標の手前に稲荷神社があります。

稲荷社です。

御朱印

左側は、特別御朱印になります。

地図、行き方

〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町大字吉野山

交通アクセスは、こちらを参照ください。(金峯山寺ホームページ 交通案内

最後に

中千本の入口に鎮座している金峯山寺・蔵王堂です。

吉野山の入口から、黒門や銅鳥居など、金峯山寺を中心としていることが分かります。
また、上千本まで歩を進めてみると、仁王門などがとても象徴的に見えてきます。

とても由緒のあるお寺です。
是非、訪問して景色や雰囲気を楽しんでみてください。

では、皆様にもよいGOENを!

デアゴスティーニ

デル株式会社

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