はじめに
日吉大社の紹介編、5回目。
最終回は、門前町から日吉大社の入口までと日吉東照宮のご紹介です。
JRの比叡山坂本駅から日吉大社まで歩いて探した神社や見どころを掲載しています。
また、比叡山東照宮も訪問しました。
私が訪問したのは土日以外だったため、内部拝観(本殿を柵内から)はできませんでしたが、
土日に訪問すると柵内から本殿を拝観できるとのこと。
ぜひ、土日に訪問してみてください。
但し外からでも色とりどりの本殿の一旦は確認できます。
では、見ていきましょう。
訪問記
最寄り駅(比叡山坂本駅)
まずJR湖西線の比叡山坂本駅で下車しました
(※近いのは、京阪石山坂本線 坂本比叡山口駅です)
駅を下りたら、北へ向かいます。
駅前に地図が置かれています。道は一直線で分かりやすいですね。
最初の交差点には、歴史街道の看板がありました。
世界文化遺産に登録された比叡山・延暦寺や日吉大社の門前町として発展してきた歴史を感じます。
では、日吉大社への旅をスタートさせましょう。
門前町を日吉大社へ向かう
まず、小さな神社が目に入りました。日吉大社に所縁のある神社のようです。
石占井神社(いしらいじんじゃ)
祭神:
奥津嶋姫神
由緒:
天智天皇の時代、673年に大己貴大神を奈良の三輪山より日吉大社に勧請する際、当地で石に座した占いの女神に合い「大神の鎮座する西域はどこか」と尋ねたところ、女神は大神の御足を井戸で洗い日吉大社・西本宮の西域までご案内した。
この故事にちなみ、当神社を石の占い井と称し女神を祀る。
境内
入口の鳥居です。
社殿です。少し遠くの写真しか残っていませんでした。
日吉大社 一の鳥居
北へ進みます。道は狭いです。
小さいですが、日吉大社の一の鳥居が出てきました。
そして、鳥居の傍にも神社が鎮座しています。
大神門神社
祭神:
天石門別神
豊岩門戸命と櫛岩門戸命の二神を合わせ神
ニニギノミコト(天照大神の孫)が三種の神器にそえた三柱の神の一神
由緒:
創建は不詳。大鳥居社から改名。日吉大社の門を守る神です。
本地仏神は、地蔵菩薩です。
境内
鳥居です。
社殿です。
日吉御田神社
祭神:
水葉女神
由緒:
境内の大きな井戸を信仰の対象としています。
原始的な農耕祭祀が起源とされ、五穀豊穣の神徳は今も篤く信仰されているとのこと。
境内:
鳥居と大きな樹が印象的です。
鳥居の手前に井戸があります。
京阪石山坂本線 坂本比叡山口駅
坂本比叡山口駅
駅の入口です。
駅のホームです。終点になっています。
日吉茶園
比叡山・延暦寺開祖である伝教大師の最澄が入唐求法に際し天台山より茶の種子を持ち帰り、延暦24年(805年)に山麓のこの地に植えられたことが始まりとされます。
『日本後記』に弘仁6年(815年)4月に、最澄と共に帰朝した永忠から時の嵯峨天皇に煎茶が献じられた記事が残っているそうです。
これが、喫茶の発祥とされており、また、茶園が日本最古と呼ばれている由縁だそうです。
日吉大社 二の鳥居
上記を過ぎてほどなく、二の鳥居が見えます。
少し道が開けています。
二の鳥居
白い鳥居が印象的です。
正面からの鳥居です。
真っすぐ進むと日吉大社に到着します。
穴太衆積みの石垣
正面、右手側に石垣ができています。
坂本の街角の神社や民家の石塀に特異な石積みがされているそうです。
坂本の大字である、 穴太に居住し山門の土木営繕的な御用を伝えていた 穴太衆によるものとのことです。
他、参道
参道を歩いていると、不思議な盛り土を発見。
ほこらが建てられていましたが、由緒は不明でした。
左側にも石積みが残っています。
参道をまっすぐ進みます。
さぁ、そうこうしているうちに、日吉大社に到着しました。
また日吉大社の入口は、比叡山延暦寺の入口でもあります。
日吉大社
日吉大社のホームページ(http://hiyoshitaisha.jp/)も参照ください。
大宮橋エリア~西本宮エリア入口
日吉大社の入口から、西本宮エリアの触りをご紹介します。
西本宮エリア
西本宮とその周辺をご紹介します。
西本宮は大比叡と呼ばれ中心エリアとなっています。御朱印も西本宮の社務所で頂きます。
奥宮エリア
日吉大社の東本宮の祭神が降臨したとされる場所。
日吉大社の本当の始まりの場所です。
1時間程度で遥拝所から往復可能と案内されています。
慣れない場合は、+20~30分程度考えましょう。
途中に自動販売機はないため、飲み物は忘れずに。
東本宮エリア
奥宮の里宮とされます。そのため、創建自体は西本宮よりも古いです。
(但し、長く社殿は建築されていなかった模様)
日吉大社~日吉東照宮
日吉東照宮へは、ケーブルカーの坂本駅から行くと近道になります。
日吉大社から徒歩10分程度です。
日吉東照宮
日吉東照宮のホームページ(http://hiyoshitaisha.jp/toushougu/)です。
祭神
徳川家康、日吉大神ほか
由緒
創建は1623年(元和9年)、日光東照宮より先に建立されました。
ご利益は出世開運、武芸上達です。
家康公に仕えた天海上人が唱えた山王一実神道により権現造の社殿が東に面して建てられ、薬師如来(本地仏)をまつる本地堂が石段下北東の地に造営された
訪問記
日吉東照宮の鳥居
入口の鳥居です。
鳥居をくぐって、進みます。
手水舎
日吉大社の手水舎です。
東照宮 3棟
入母屋造、銅瓦葺の本殿と、入母屋造、 銅瓦葺の拝殿とか両下造、銅板葺の相の間によって繋がっているそうです。これを権現造といいます。
建物は、重要文化財に指定されています。
土・日・祝の10時から16時まで200円で殿内の見学可能です。
前面から
正面です。
入口の上部は、とても綺麗に装飾されています。
拝殿は見れませんが、隙間から少し見てみました。
外側側面
見れないので、外から見学しました。
装飾がキレイなこと、拝殿と本殿が繋がっていることが分かります。
本殿側、斜めから撮影しました。少し分かりやすいでしょうか。
御朱印
日吉東照宮の御朱印です。
平日は日吉大社の西本宮で、土日祝は日吉東照宮で授与頂けます。
日吉大社の登場するオススメ小説
QEDー東照宮の怨
徳川家康に仕えた僧の関係で山王神道が登場します
QEDー河童伝説
日吉と住吉の言葉を説明してくれています。
QEDー~flumen~月夜見
松尾大社の流れで日吉大社も触れられています。
地図・場所
日吉大社
住所
〒520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目1−1
地図
日吉東照宮
住所
〒520-0113 滋賀県大津市坂本4丁目2−12
地図
さいごに
日吉大社紹介の最終回・五回目にて門前町・関係社と日吉東照宮をご紹介しました。
日吉東照宮は土日は柵内での拝観も可能とのことです。
それ以外の日は社務所は閉まっています。
御朱印は日吉大社の西本宮で頂くことになりますので、忘れないようにしましょう。
日吉大社編のお付き合い頂き、ありがとうございました。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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