目次
はじめに
生田神社に関連したお社(裔神八社)がある、と聞き、今回巡ることにしました。
これまで、8社(1社は合祀されているため、都合7か所)と、寄り道を含めて記事投稿してきました。今回は、まとめ記事として、その舞台裏を含めてご紹介します。
また、八社巡り専用の御朱印もあります。
これまではご紹介していなかったため、そちらもご紹介していますよ。
これから巡拝される方のお役に立てれば、とても嬉しいです。
生田神社の裔神八社と神戸八社巡り
神戸八社巡りにはホームページがあります。
こちらのホームページ(https://www.shoko-dw.com/shrine8/index.html)もぜひご覧ください。
イベント公式のモデルコースも紹介されています。
生田神社とは
生田神社は、稚日女尊を祭神とする神戸の中心的な神社です。
神功皇后が201年に創建したとされており、神戸(かんべ;神地の戸 所領)が神戸の地名の元となりました。神戸での初詣は、三宮での買い物ついでに生田さんに行こう!というのが神戸に住んでいた頃の私の定番でした。
もう離婚されてしまいましたが、陣内智則さんが藤原紀香さんと結婚されたときに、結婚式を行ったことでも有名になりましたね。
生田神社の詳細は、下記の記事を参考になさってください。
生田裔神八社と神戸八社巡り
凱旋帰国の途中、九州の地で品陀和気命をお生みになられ、大和国にお帰りになられる折、敏馬の浦(神戸港)で御神託を受け、生田・長田・廣田・住吉の社を御創建されました。
その途中で神功皇后は生田神社を創建する際には、生田神社の周りの8柱の神様を巡拝したとされています。それが現代で一宮から八宮とされる、裔神八社です。
それぞれ、一宮は北野村、二宮は生田村ときに葺屋荘全体、三宮は神戸村、四宮は花隈村、五宮は奥平野村、六宮は坂本村、七宮は兵庫津北浜、八宮は坂本村で鎮守として信仰されていました。
神社の数字は、参拝順に数字が振られているとされます。
その後、神功皇后は、息子である品陀和気命を第十五代応神天皇として即位せられ後、百才の長寿を全うし永眠されました。
この八社を参拝したとされる故事に則り、、江戸時代頃より「節分に」この八社を巡拝する「厄除け八社巡拝」が盛んになり、現在では節分はもとより正月や休日なども八社を巡拝されるようになりました。
※なぜ節分かは説明がありません。
ただ、立春が最も暦でも重視されており、新しい1年を迎えるため厄落としをしておこう、
という意味でなかろうか、と考えました。
そのため、古来よりの風習である節分の日限定で、各神社で参拝に対するおもてなしがあると聞きました。どのようなものかは、分かっていません。
もし節分に巡拝された方がいたら、教えてください!
但し、節分以外でも、勿論参拝は可能です(上記のおもてなしはありません)
私は節分の日以外での参拝となりました。
尚、八社を巡拝すると厄除け、安産、健康長寿の御利益を授かると信仰されています。
八社で祀られている神様
生田神社・裔神八社の各神社では、天照大御神と素戔嗚尊の誓約から生まれた八柱の神様をそれぞれの神社で祀っています。
素戔嗚尊から生まれた神様が宗像三女神。
天照大御神から生まれた神様が5柱の男神とされています。
各神社の神様の関係図はこちら
(一宮神社で撮影)
更に分かりやすくしたものがこちらです。
(こちらは各神社に掲げられていました)
訪問記
スタート:神戸市交通局 御朱印帳のGET!!
まずは、三宮駅に向かいます。
こちらは三宮駅から新神戸に伸びる道路です。
地下鉄の三宮駅へ向かいます。
お客様サービスコーナーを探しましょう。改札の右手にありますよ。
神戸市交通局の無料の御朱印帳を頂きます。
神戸市バスの発車巡り御朱印帳です。
各神社の地図が掲載されています。
この地図も役に立つため、ぜひもらっておきましょう。
こちらの御朱印帳への記帳は、1神社につき100円の初穂料となります。
(通常の御朱印とは別です)
生田神社から開始?!
生田神社から始める方も多かったです。
私は、お参りを済ませていたため、今回は八社巡りを中心に行うため、生田神社をスタートにはしませんでした。
体力的に余裕があれば、最後に入れても良いかもしれません。。
(※私は余裕がなくそのまま帰宅しました)
なお、最後にすると御朱印を頂くのは時間的に厳しいかもしれません。
寄り道その1:北野天満神社(北野異人館街)
地下鉄から新神戸駅へ向かいます。
7社巡りを始める前に、寄り道です。
北野天満神社は異人館街の中に鎮座しています。
北野天満神社の記事はこちらを参照ください。
また、北野天満神社で御朱印を頂いたため、青龍神社にも立ち寄りました。
一宮神社
寄り道:北野異人館から一宮神社
北野の町を抜けていきます。
とてもシックなスターバックスも見かけました。
春だったため、こういった花も楽しみつつ歩きます。
分かりづらい場合は、こちらの加納町の交差点を目印にされたらと思います。
もう1つの目印はこちらのお地蔵さま。
お地蔵さまを右に進みます。
一宮神社
一宮神社を訪問しました。
入口の桜が印象的でした。
一宮神社で頂いた、8社巡りの御朱印はこちらです。
二宮神社
一宮神社から二宮神社
加納町の交差点まで戻ります。
ここから、南東側に移動します。対角線上に動きます。
東へ移動します。一宮から二宮は、戻る形になります。少し形がいびつなのですが、移転等を繰り返した結果と思われます。
こちらの交差点で右に曲がります。
こちらで左にまがれば、二宮神社到着です。10分かからないで到着です。
(※何本か二宮筋商店街の看板がありますのでご注意ください!)
二宮神社
二宮神社です。
三宮神社
二宮神社から三宮神社
三宮神社があるのは、元町の線路の向こう側。
三宮駅をはさんで、対角線上に移動するイメージです。
三宮駅の南側までやってきました。
三宮センター街の南側を西側へ向かいます。
途中、生田神社の鳥居を見かけました。
ここに一の鳥居があったんですね。。。阪急線よりも南側でないですか・・・!!
大丸の手前まで歩いたら、三宮神社です!!
三宮神社
三宮神社です。
こちら、二宮神社と三宮神社の、8社巡りの簡易御朱印です。
私の時は、三宮神社は限られた時間のみでの社務所開設でした。
四宮神社
三宮神社~四宮神社
元町駅を北側に向かいます。
遠くに神戸市のマークも見えますね。
こちらを左に曲がります。生田新道を兵庫県庁方面へ向かいます。
兵庫県公館です。明治35年に建てられました。
フランス・ルネサンス様式の建物だそうです。
ロイヤルホストが見えたら、右側(北側)へ曲がります。
四宮神社の交差点です。交差点の写真の右側が四宮神社です。
四宮神社
四宮神社です。
寄り道その2:神戸諏訪神社(五宮神社への途中)
四宮神社~神戸諏訪神社
四宮神社の西隣の坂を登って行きます。
坂の途中の写真を撮り忘れていたようです・・・。
坂を登ってT字路に突き当たったときに、右手に神社が見えました。
面白そうだったため、寄ってみることにしました。
寄り道:神戸諏訪神社
神戸諏訪神社に寄り道しました。
創建は仁徳天皇の時代に遡り、信州諏訪大社より神様が勧請されています。
神戸・元町の華僑さんたちの崇敬も篤い神社で、一般的な神社とは異なる雰囲気があります。
寄り道:ビーナスブリッジ・金星台
神戸諏訪神社から更に山を途中まで登ると、ビーナスブリッジに到着します。
歩きどおしで疲れていると思いますが、余裕があればぜひ。
ビーナスブリッジです。
港神戸のとても綺麗な景色を望むことができます。
ほぼ正面の景色です。元町のオークラや海洋博物館が見えますね。
少しアップにしてみました。
元町の海側の景色がとても綺麗に見えます。ということは、手前は中華街ですね。
神戸駅方面です。
こちらは三宮駅方面です。ミント神戸が見えますね。
少し登ると、更に展望台やレストランがあるようです。
今回は橋の途中だけ楽しみました。
こちらは帰りに寄った金星台です。
元は、安政の大地震で倒壊した生田神社の鳥居だそうです。
1874年にフランスの天体観測隊が、金星の太陽面通過の観測をこの地で行ったそうです。
それを記念して碑が建てられています。
ビーナスブリッジのビーナス(Venus:金星)もここから来ているんですね。
五宮神社・祇園神社
神戸諏訪神社~五宮神社
五宮神社へ向かいます。
複数のブログを見ましたが、皆さん四宮~五宮神社の間で余裕がなかったと記載されています。
距離もありますが、高低差もその原因のようです。実際に私もそうでした。
神戸諏訪神社を出て、入口の鳥居からそのまま西方面へ向かいます。
こちらの交差点を右側へ進みます。
途中、楠木正成が亡くなった、とされる場所がありました。
こちらが目印です。
1336年、楠木正成は湊川の合戦で敗れます。
その後、太平記には「湊河の北に当たりて在家の市村ありける中に走り入りて腹を切らん」と記述されています。
1911年、西攝大観にてそこを奥平野村字楠に比定。江戸時代の絵図から奥平野浄水場辺りが楠谷勝負が池とされています。
※湊川神社にも戦没地とされる場所があります・・・
こちらの古書店を見かけたら、北へ向かいます。
この辺りは五宮町とされます。
坂を登りきると、五宮神社の角に到着します。
社号標と大きな木が目印です。
五宮神社
五宮神社です。
こちら、四宮神社と五宮神社の、8社巡りの簡易御朱印です。
通常の御朱印もスタンプのみ。
正式な御朱印は祇園神社で頂けるとのことで、祇園神社にも寄り道することにしました。
(徒歩で15分程度です)
五宮神社~祇園神社
五宮神社の一の鳥居から出ていきます。
とにかく、一旦は西側へ向かってください。
そうすると、大きな道路・有馬街道に出ます。
坂は祇園坂というそうです。
有馬街道をそのまま北へ登って行くと、祇園神社へ到着します。
寄り道その3:祇園神社
祇園神社です。
京都の八坂神社に関係があるかもしれない神社でした。
こちらで五宮神社の正式な御朱印を頂きました。
六・八宮神社、湊川神社
祇園神社~六・八宮神社
祇園神社から有馬街道を南へ歩きます。
※私は徒歩でしたが、割と歩く必要があるため、神戸駅方面へバスを使われた方がよいと思います。
途中、賽の神碑がありました。
平野には古道街道が通っていたため、道中の安全を守る神様と伝えられています。
そして、平野の交差点には平清盛像です。
神戸港を拓いたのですが、鬼門封じとして丹生山(山田の里)に明要寺を再興します。
港とお寺の間に平野が一しています。
清盛像の近くに、怪しいキャラクターも・・・
更に南へ歩いていくと、神戸家庭裁判所を通過します。
更に神戸大学伊医学部の附属病院も通過します。
こちらのホテルの交差点で東へ向かいます。楠町6の交差点です。
(少し戻る形になります)
しばらくすると、神戸盲学校発祥の地、神戸市立湊川多聞小学校の跡地を通過します。
ここは大倉山の辺りになります。
実六宮神社の元の鎮座地(八宮神社と合祀される前)がここ、とされています。
大倉山の交差点です。
南へ行くとすぐに湊川神社です。今は更に東へ進みます。
大倉山の交差点を過ぎてすぐにこちらの交差点に到着します。
そうすると、南側に六宮・八宮神社の社殿が見えます。
六宮神社・八宮神社
六宮神社・八宮神社に参拝しました。
八宮神社に六宮神社が合祀されています。
こちら、八宮神社の、8社巡りの簡易御朱印です。
六宮・八宮神社~湊川神社
大倉山交差点から南へ向かいます。
瑞垣が見えてきたら、湊川神社です。
東門から中に入りました。
寄り道その4:湊川神社
七宮神社への途中、六宮・八宮神社のすぐ近くの湊川神社に参拝しました。
生田神社、長田神社と湊川神社が、神戸3社と呼ばれています。
明治維新後に建立された、人物を祀る神社の1社です。
楠木正成は、維新志士に大きく影響を与えていたようです。
七宮神社
湊川神社~七宮神社
私個人の話ですが、湊川神社の時点でかなり体力を消耗していました。
そのため、移動はタクシーを利用しました。
徒歩の場合の道順として七宮神社→神戸駅(湊川神社)へ歩いたものを逆再生にてご紹介します。
表神門を出て、神戸駅へ向かいます。
神戸駅の中を抜けて南側へ出ます。
国道2号線・高速道路沿いに西側へ向かいます。
徒歩15~20分程度です。
稲荷神社が鎮座しています。七宮神社の境外摂社です。
陸橋を使い、対角線上に向かいます。
奥に七宮歩道橋が見えます。
七宮神社に到着しました。本日のゴールです。
七宮神社
七宮神社です。
社殿の扉の前に、碇が置かれていました。
こちら、六宮神社、七宮神社の、8社巡りの簡易御朱印です。
七宮神社の社務所開設時間は、~16時とのことです。
17時ではないため、ご注意ください。
旅の終わりに
この日は、約25,000歩を越えました。
沢山寄り道したことが原因です。足がパンパンになりました。
その代わり、とても達成感がありましたし、
育った場所だったのにちゃんと知らなかった神戸という街をより知るきっかけになったことは良かったと思っています。
新型コロナウイルスや、社務所の開設時間等の関係もあり、
1日で回りきるのはかなり大変かもしれません。
その場合は、順番を変えたり、日にちを変えたりしながら巡拝ください。
また、徒歩で巡る方も多いようですが、神戸は坂が多いため体力的にも少し厳しくなる場面もあります。その場合は、公共交通機関を利用するなど、無理はしないようにしましょう!!
神社に人が押し寄せている状況ではないため、
基本的には密とは近い状況ではない、と私は考えています。
人が多い場所では、しっかりとマスクをつけるなど、しっかり感染対策をして回りましょう。
最後に
神戸八社巡りは如何でしたでしょうか。
7か所+6か所(北野天満神社、北野青龍神社、神戸諏訪神社、ビーナスブリッジ、祇園神社、湊川神社)をご紹介させて頂きました。
正直、かなり欲張って参拝していましました。
時間がしんどかったため、お昼も抜いて回っていましたw
あまり無理は禁物です。
体力や時間と相談しながら、神社参拝を楽しみましょう!!
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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