目次
はじめに
兵庫県の神戸市西区にある、海神社(わたつみじんじゃ)を訪問しました。
これまでご紹介してきた、長田神社、生田神社、本住吉神社、廣田神社と創建由来を同一にする神社です。日本書紀には海神社は出てこないため、真偽は不明ですが・・・。
では、海神社がどんな神社か見ていきましょう。
祭神
主祭神
綿津見大神(わたつみおおかみ)
伊弉諾神が黄泉の国から還ってきた時に禊を行ったときに生れた三柱の海神です。
他には、同時に天照皇大神、素戔嗚尊、住吉三神とは兄弟にあたるとされます。
古事記では、姉が山幸彦に嫁いだ豊玉姫尊です。
また、山幸彦が兄の釣り針を無くした際に綿津見大神により釣針と潮満珠と潮干珠を授けられ海を操ることができたと伝えられています。
底津綿津見神
海底=海藻、塩の神
中津綿津見神
海中=魚(漁業)の神
上津綿津見神
海上=航海の神
配祀
大日孁貴尊
天照皇大神の別名とされます。
由緒
社格
式内社(名神大社)
旧社格は官幣中社
播磨三大社の1社
(他は、伊和神社、粒坐天照神社)
御由緒
創建の由緒
今から、千数百年の昔、神功皇后が三韓征伐を終えて帰国した際、暴風雨のためどうしても御座船を進めることができなくなりました。
皇后みずから綿津見三神をお祀りになり祈願をしたところ風雨がたちまちおさまり無事に都へお還りになった、とのことです。
(海神社の由緒書きより)
これまで紹介をしてきた、本住吉神社、生田神社等と同様の由緒になります。
しかし、日本書紀には海神社に関する記述はありません。
文献に登場する最も古い記述は大同元年(806年)の『新抄格勅符抄』であるため、古い神社であることは確かなようです。
海神社の別名
別名を衣財田神社(えたからだじんじゃ)というそうです。
漁業・農業・商売など、全てに通じる神様として崇敬されているとのことです。
なお、Google Mapの口コミによると、海神社は綿津見神社と記載するのが正式だという書き込みがありました。
訪問記
浜大鳥居
垂水漁港の建物から撮影した大鳥居です。
鳥居の下から見た大鳥居です。
とても立派な鳥居ですね。
近くからは、明石海峡大橋が見えます。
参道を歩きます。
一の鳥居近くから見た、大鳥居です。
一の鳥居から参道
一の鳥居
一の鳥居と社号標です。
鳥居です。立派な石鳥居ですね。
狛犬です。
小さい狛犬が2対ですね。
参道です。
左側に手水舎、右側に社務所がありますがあります。
手水舎
手水舎です。
龍が水を出してくれます。
なのですが、現在は竹から水が出てきます。
近くに、鳥の像が・・・。
拝殿・本殿
拝殿です。手前に灯篭があります。
二の鳥居跡のようです。
拝殿です。立派ですね。
お参りをしました。
ぼやけていますが、拝殿の中はこのようになっています。
横から見た拝殿です。
お参りする場所の屋根が突き出ていて、雨でも濡れにくくなっています。
大きな絵馬が飾られていました。
令和2年の干支ですね。
右側から社殿を確認しました。
海神社の本殿です。
お願い用紙
願い事を記入して納めることができます。
ぜひ、やってみてくださいね。
お参りする場所の右側にお願い用紙を入れる場所があります。
摂社・末社
猿田彦社・蛭子社・稲荷社
祭神:記載はありませんでした
入口です。稲荷社のように赤鳥居が並んでいます。
三社が1つの建物に入っているようです。
狛犬と狛狐が並んでいますね。
狛犬と狛狐ですね。
社殿のアップです。
また、近くに七福神の石像が並んでいます。
天神社
祭神:記載ありませんでした(菅原道真と思われます)
天神社です。
小さなお社の左に絵馬が沢山かけられていました。
寳ノ海神社
祭神:金刀比羅大権現、恵美須大神、大黒天大神
(鳥居に記載されていた内容です)
入口の鳥居です。
白い鳥居です。
奥には、稲荷社のように赤い鳥居が並んでいます。
手前に狛犬が鎮座しています。
神社です。周りは屋根に囲われていますね。
小さな社殿になります。立派ですね。
ちょっと一足(垂水漁港)
海神社の南側に、垂水漁港があります。
そこに、垂水漁港の食堂があります。
美味しいいしらすご飯を頂けましたので、宜しかったら立ち寄ってみてください。
(並盛700円、大盛800円です。私は大盛を頂きました)
御朱印
海神社の御朱印です。
こちらの社務所で御朱印を頂きます。
住所・地図
地図
〒655-0028 兵庫県神戸市垂水区宮本町5−1
行き方
JR垂水駅、もしくは山陽垂水駅で下車します。
西口に出ます。
奥の道を進むと神社です。
表に回るには、南側の道路沿いまで進みましょう。
最後に
兵庫県、神戸市の垂水にある海神社(綿津見神社)をご紹介しました。
明石海峡大橋も近くに見ることができます。
大鳥居や七福神も見どころでした。
近くにある垂水漁港の食堂もオススメです。
ご訪問頂き、海の神様の神徳をぜひ受けてください。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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