目次
はじめに
大阪の堺にある大鳥大社を訪問しました。
鳳のだんじり祭りを記事にしてから、早めに記事を書きたいと考えていたのですがかなり遅れてしまいました。
和泉国の一宮とされ、大阪にある一宮4社のうちの1社です。
日本武尊の死後、魂の行きついた先とされている、由緒のある神社です。
こちらのブログを参考にして、大鳥大社の魅力を再発見してくれたら嬉しいです。
ご祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)
日本書紀や古事記に登場する伝説の人物で第十二代景行天皇の第二皇子です。
武勇は広く知られており、古事記、日本書紀によるとヤマト王権に抵抗する九州南部の熊襲(くまそ)を平定し、帰途も従わぬ者たちを征伐しながら出雲の国をも平定した、とされています。
大鳥連祖神(おおとりのむらじおやがみ)
此の和泉国に栄えた神別である大中臣と祖先を一にする大鳥氏と言う部族の先祖をお祀りしたもので、平安時代初期に編纂された古代氏族名鑑である「新撰姓氏録」には天児屋根命(あめのことやねのみこと)を祖先とすると伝えられています。
大鳥連祖神は、日本武尊と異なり地域の氏神様と想定されますね。
社格・ご由緒
社格
和泉国大鳥郡の式内社(名神大社)で、和泉国一宮。
旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社とのことです。
大阪の一之宮神社
住吉大社
坐摩神社
枚岡神社
大鳥大社
ご由緒
日本武尊が祀られている由緒です。
大鳥連祖神は、その名の通り祖先神(氏神)と思われます。
訪問記
鳥居と参道
入口の鳥居です。
木で作られた立派な鳥居です。
石畳の参道が続きます。
お祭りのときは、ここをだんじりが通り抜けます。
まっすぐでないことは特徴だと思います。
右に曲がります。
突き当りです。
右側に行くと出口と参集殿、左側に行くと本殿側に出ます。
絵馬殿
右側は1つだけご紹介。
休憩所があります。お手洗いや自動販売機も設置されています。
祓所
日本武尊の像
主祭神である日本武尊の銅像が建てられています。
御神馬と手水舎
手前が御神馬です。
平清盛が奉納した愛馬の「飛鹿毛」を模しているとされています。
手水舎です。
白い石が敷き詰められていました。かなり綺麗ですね。
拝殿・本殿
拝殿手前です。招霊木(オガタマノキ)です。
拝殿です。
拝殿と本殿です。
本殿です。
祭神:日本武尊(やまとたけるのみこと)
鳳大社の本殿の建築様式は、大鳥造となっていますが、出雲の神殿の作り(大社造)と似ている気がします。
拝殿の右手に鎮座していたお社です。
何のお社かはわかりませんでした。
お社の近くに、下記がありました。絵馬が並んでいます。
歌碑
与謝野晶子の歌碑です。
平清盛の歌碑です。
戦勝を祈願したものと言われています。
大鳥美波比神社(おおとりみはひじんじゃ)
大鳥美波比神社です。
以前紹介をした鳳のだんじり祭りは当社のお祭りです(本殿とは関係ない)
祭神:天照大神
相殿:菅原道真公
と神社HPに記載されていますが、「大鳥連祖神(おおとりのむらじおやがみ)」とされています。
だからこそ、だんじり祭りが開催されているのだと思います。
相殿が菅原道真のため、入口手前に牛が鎮座しています。
入口です。
社殿です。
賽銭箱には、鳳がかたどられていました。
末社:四社合祀殿
大鳥美波比神社の鳥居をくぐってすぐ左手に鎮座しています。
祭神:火鎮大神・宗像大神・稲荷大神・織姫大神
御神木
大鳥美波比神社の近くに、大楠があります。
御神木です。
根の形が独特です。
天空の城ラピュタを思い出しました。
御朱印
鳳大社の御朱印です。
2019年12月では、複数の御朱印があります。
(いただき次第、写真を更新します)
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お正月期間は下記の御朱印でした
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※美波比神社の御朱印は正月期間は書置きのみです(上記は間違えて書いてくれたもの・・・です・・・)
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社務所は拝殿の左手にあります
場所と行き方
住所・地図
〒593-8328 大阪府堺市西区鳳北町1丁1−2
最寄り駅
JR阪和線 鳳駅
行き方
最寄りの鳳駅で下車します。
JR鳳駅の改札を出たら、左に向かいます。
改札出口からまっすぐ向かいます。
ローソンが見えたら、左に曲がります。
しばらく進むと、社号標(古いもの)が見えてきます。
熊野街道との関わり
大鳥大社は熊野街道に面しており、大きく関りがありそうです。
だんじりが通る鳳商店街も熊野街道の一部です。
道路も熊野街道関連として整備されているようです。
最後に
大阪にある一宮神社の1つである、大鳥大社を紹介しました。
古事記や日本書紀に登場する日本武尊の魂のたどり着いた場所、というとてもスピリチュアルな理由で有名な神社です。
今では、秋に開催される鳳のだんじり祭りで有名になっています。
これまではちゃんと知らなかったのですが、大鳥大社で訪れてほしい場所はご神木の楠です。
ぜひ、根上がり(=値上がり)楠でパワーを授かってください。
では、皆様にもよいGOENを!
その途中に伊吹山の荒ぶる神を倒すために山に入ったところ神の祟りに遭い病となってしまいました。
病身のまま大和を目指したのですが、都にたどり着くことができず伊勢国能褒野(のぼの)にて身罷りました。
そこに陵を造り皆が嘆き悲しんでいると、日本武尊の御霊が白鳥となり陵から飛び立ったのです。
最初に舞い降りたのは大和の琴弾原(ことひきのはら)、再び舞い上がり次に降り立ったのが河内国の古市、
その後は社伝によると再び天空高く舞い上がり当所に降り立ちました。
そこに社を建てお祀りしたのが当社の起源であり今から約1900年前の話であります。
神域は千種森(ちぐさのもり)と呼ばれ、白鳥が舞い降りた際、一夜にして樹木が生い茂ったと言われています。