目次
はじめに
前回のBlogにて、西宮神社をご紹介しました。
今回は後半戦・番外編になります。
西宮神社には展示室がありますので、そちらのご紹介をします。
また、境外末社として南の海に近い場所に住吉神社があります。
ぜひ、内容ご覧ください。
祭神(摂社・住吉神社)
住吉大神
伊邪那岐命が禊をした際に産まれた神様です。
こちらの記事を参照ください。
本住吉神社(兵庫)です。
住吉大社(大阪)です。
西宮大神
西宮神社を指しています。
西宮神社はこちらの記事を参照してください。
速秋津姫大神
伊邪那岐命、伊邪那美命が神産をした際に誕生した神様です。
Wikipediaによると、それぞれの言葉に意味があるようです。
- 速:美称
- 秋:「開」の借字
- 津:港
上記より、勢いの速く盛んな、河口の女性という意味になるそうです。
そして、川上にいる瀬織津比売神によって海に流された罪・穢を吞み込んでくれる、と大祓に書かれているそうです。
御由緒
西宮では古くから漁業が営まれていま
そのため、漁業を伝えるため、房総半島にも移り住んだ人がいたそうです。
そして、三韓を征したのちに廣田神社を建立した神功皇后も西宮浦に船をつけたといいます。
そんな西宮で米穀商を営んでいた、當舎屋 金兵衛(とうしゃや きんべえ)は、大阪と神戸の間で風待ち港の機能をもつ良港がないことを憂いていました。
そこで、西宮の港にに1090メートルの防波堤を築こうと計画します。
その過程で西宮神社に絵馬を奉納したり、住吉神社を勧請(1805年)しました。
工事も進み西宮の港も安全となりましたが、その後風雨のために堤防が度々破損し当初作成しようとしていた長さの防波堤は結局完成することはなかったそうです。
その際にお金を集めるために、築洲勧進帳が作成されます。
その説明がこちらになります。
訪問記
えびす信仰展示室
社務所の建物の中に、えびす信仰の展示室があります。
過去の西宮神社の雰囲気などが分かります。
社務所はこちらです。
本殿を正面に見た際に、右側に位置しています。
こちらが展示室の入口です。
えびすさんのお顔のようです。
どこかで見たことがある印象です。
かなり古い古地図のようです。廣田神社と西宮神社が同時に描かれています。
以前は廣田神社の摂社でしたからね。
廣田神社は廣田大明神、西宮神社は西宮大神宮と記載されています。
(神宮には違和感ありますが、伊邪那岐と伊邪那美命の最初の子供だからでしょうか・・・)
江戸時代の境内模型図です。
南門から見た景色です。左下に見える丸い形は、相撲場だそうです。
こちらは、逆から見た模型です。
本殿が三連春日造りであることがはっきりわかると思います。
念のため、こちら掲載しておきますね。
写真撮影は問題ありませんよ。
ちなみに、展示室の前には有名人の方の絵馬が展示してありました。
こちらの中には、ブラマヨの小杉さん、武井壮さん、稲村亜美さんの名前がありました。
こちらには、阪神タイガースの矢野監督、サッカーの前園さん、タレントの西田ひかるさんの名前を見つけることができました。
ぜひ、展示室にも寄ってみてくださいね。
西宮神社~住吉神社
西宮神社の境外摂社である、住吉神社へ向かいます。
西宮神社から約1キロ南の西宮西波止場町に鎮座しています。
南門から西宮神社を出ます。
すぐ左手にある歩道橋を歩いてそのまま南側へ進んでいきます。
南に進んでいくと、白鹿の工場があります。
西宮から三宮にかけて、灘の酒造に関する工場が散見されます。
近くには白鹿の博物館もあるそうですよ。
このように道路が川で分断されています。
右側を歩くようにしておいたら、分かりやすいと思います。
ずんずん南へ進みます。
浜側を歩くようにします。
およそ20分ほど歩いたら、住吉神社に到着しました。
住吉神社
鳥居・入口
住吉神社の入口です。
鳥居のアップです。進んでいきます。
階段を登ると、簡易的な鳥居が見えます。
また、階段の両脇に狛犬が鎮座しています。
鳥居から海側を眺めてみます。
前には波止場が拡がっています。
手水舎
小さいながらに、手水舎があります。
本殿
住吉神社のお社です。
手前に狛犬が鎮座しています。
お参りしました。
拝殿裏の本殿です。
右側には何か取り付けられていましたが、左から見た本殿です。
小さいながらも立派なお社ですね。
本殿の左側には、酒樽が積まれていました。
御神木
御神木のようです。
大きな樹でした。
境内摂社・末社
市杵島神社(弁天さま)
祭神:市杵島姫命
海上交通の神様です
西宮濱戎神社
神社です。
西宮濱戎神社と彫られた石が置かれています。
お社は祠のような囲いの中に祀られていました。
稲荷社
稲荷社の入口です。
稲荷社のお社です。
お社の手前に大きな石が置かれています。
お供えものを置くための石でしょうか・・・。
※神社の案内板には「金刀比羅神社」も記載されていましたが、
境内では見つけることができませんでした・・・。
その他
石で造られた船が置かれていました。
西宮浦(港)を守る住吉神にちなんでのことと思われます。
境内の雰囲気です。
御朱印
住吉神社の御朱印はありません。西宮神社の御朱印のみです。
西宮神社はこちらの記事を参照してください。
住所・場所
〒662-0000 兵庫県西宮市4
(西宮神社より、南へ徒歩20分程度)
最後に
西宮神社の展示室と住吉神社をご紹介しました。
西宮神社の展示室は、昔の神社の模型などが展示してあり、現在との違いなど見ていて面白かったです。色んな有名人の方の絵馬も奉納されていて、歴史の深さが伺えます。
酒造会社の工場が立ち並ぶ道を抜けて、住吉神社へ向かいました。
住吉神社では、西宮浜へ堤防を築きたい商人の野望がありました。
自分の商売だけではなく、他の人を含めた商売まで考えられていたのではないかと感じます。
ぜひ、神社を訪問して歴史にも触れてみてください。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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