(兵庫)甲山大師・神呪寺を訪問。名前は怖いけど、神功皇后が兜を奉納したとされる聖地甲山に鎮座。廣田神社の奥の院か??

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はじめに

西宮の甲山に鎮座している、甲山大師・神呪寺を訪問しました。

きっかけは、廣田神社を訪問したことです。

廣田神社が以前に山側に鎮座していたと聞きました。現在の甲山大師の場所とは異なりますが、甲山=兜山と神功皇后とつながりがあるのでは、と考えたためです。

仏像

融通観音

ご本尊です。
830年に弘法大師が如意尼の姿を写して桜木に彫られたそうです。
日本三如意輪とされているそうです。

甲山大師

弘法大師の58歳の姿とされています。
救済の手を差し伸べている姿をしており、厄除大師として信仰を集めているそうです。

神呪寺とは?

甲山とは?

神呪寺の以前の山号は、「武庫山」です。
現在の山号は、「甲山」です)
武庫山とは、六甲山を指すようですが甲山も六甲山系に組み込まれていたのかもしれません。

いづれにせよ、下記の写真のとおり、神功皇后が如意宝珠と兜を埋めた由緒があります。
六甲山も甲山も、甲(兜)という文字が入っていますからね。

元々は、甲山を神の山として信仰していたそうですので、神功皇后が甲を埋めたのもそれが関係しているのかもしれません。

ということは、位置的に南に鎮座している廣田神社。

上記に由緒のあるため、廣田神社の神奈備ではないか、という説もあるようです。
六甲山自体が、廣田神社の社領だったようですのでそこに甲山が組み込まれていても不思議ではないですね。

神呪寺創建の謂れ

831年、弘法大師(お大師様)を導師として如意尼により開山したそうです。

如意尼は、第53代淳和天皇の第四妃・眞名井御前は3年間の修行をされたそうです。
数年後、淳和天皇が行幸された、という記録が残っています。

如意さまとは?

眞名井御前は、籠神社の宮司である海部氏の娘で厳子と名付けられたそうです。
籠神社は古い由緒のある神社で、海部氏も現在に最古の家系図を持つ伝統ある家系です。

10歳で京都・六角堂に入り、如意輪観音を拝み真言を唱える日々を過ごしていたそうです。
そうしたところ、20歳で淳和天皇に見初められたそうです。

しかし、他の御妃から嫉妬を受けて、26歳で宮中から抜け出します。
そして甲山にお寺を開こうとします。
また、お大師様に入壇が許されて如意尼と呼ばれるようになったそうです。

(埼玉のあさか大師さんのホームページより:https://asakadaishi.com/life/%E5%A6%82%E6%84%8F%E5%B0%BC%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8/

Wikipediaによると、六甲山の祭神とされる瀬織津姫(水の神)と海部氏(海神族とされる)は「水」で繋がるとされます。

神呪とは?

元々、甲山が神秘的な神の山という信仰があったため、神の寺(かみのてら)が転用されて、「かんのじ」となったようです。

「神呪」は、本来はじんしゅと読み般若心経にあるそうです。
意味は、神秘なる呪語や真言(仏様のお言葉)ということだそうです。

そのため、「神を呪う」という意味ではないですね。
お寺の名前を聞いたとき、ちょっと怖い印象があったのですが安心しました(笑)

訪問記

仁王門

仁王門です。
工事中でしたが、どういったものかは見ることができました。

掲げられている山号です。「む庫山」でしょうか。

1804年に完成したそうで、62世和尚と、63世和尚の2世代にわたって建設したそうです。
中央に高屋根四脚門を構えて、左右に低屋根を段違いにかけた三間一戸八脚門という形になっているそうで、仁王門としては珍しい形、とのことです

横から見た仁王門です。
確かに、屋根が二重構造になっていますね。

入口

バスを使った場合、すぐの入口がこちらです。
遍照金剛という文字が刻まれてますね。

太陽みたいなマークがとても気になりますw

階段を登って行きます。

踊り場のような場所に出ます。太い灯篭が印象的ですね。
まだまだ階段は続いています。

甲山の周辺地図がありました。
甲山刻印石群や、越木岩神社がとても気になります。

大きな灯篭の向こうには沢山の地蔵様がいらっしゃいます。

一旦、上まで登って行くことにしました。
階段を登ります。淳和天皇勅願所という石標が印象的ですね。

階段を登り切りました。

御本殿

手水舎

手水舎がありました。

が、使えないようになっていました。

御本殿

御本殿です。
狛犬が鎮座しています。神仏習合の関係でしょうか・・・。

ご本尊である融通観音の名前がかかっています。
御真言は、「おん あらたん のう まに ばざら たらく」です。

お賽銭箱が変わった形になっていました。

お参りしました。

立派な本殿ですよね。

その他仏殿

弘法大師

社殿です。

仏像:弘法大師(甲山大師)(鎌倉時代作の重要文化財)
真言:書かれていませんでしたが、あえて書くなら「南無大師遍照金剛」でしょうか・・・。

お祈りしましょう。

不動明王

社殿です。

仏像:不動明王(鎌倉時代の重要文化財)
真言:のうまく さんまんだ ばざら だんかん

お祈りしましょう。

弁財天

社殿です。

仏像:辨財天
真言:おん そらそば ていえい そわか

お祈りしましょう。

ご社殿が横並びにならんでいます。

聖観世音菩薩

社殿です。
特に中には入りませんでした。

多宝塔

昭和55年、開創1150年を記念して建立されたようです。
本殿の裏手に建てられています。

入口に鳥居が建てられています。
この鳥居は、下記のお社に対するものでしょうか・・・。

二重の塔であるため、そこまで高くはありません。

摂社・末社

本殿の裏手に回ると、神社らしきお社があります。

白髭大明神/善女龍王

白髭大明神

白髭と言えば、猿田彦でしょうか・・・。
社殿の前には鳥居が建っています。

社殿です。

善女龍王

そして、こちらは女性の蛇神様でしょうか・・・。

甲山稲荷大明神

三社で1社殿となっています。
こちらも社殿の前には鳥居が建っています。

鳥居には甲山稲荷大明神のみでしたが、白瀧大明神、白菊大明神も祀られています。

横からも撮影しました。

弁天社

入口近くにある弁天社です。
あれ、辨財天として上の社殿近くにもありました。社務所で理由を聞いていないのが悔やまれます

お社です。

赤い橋は渡ることはできません。とはいえ、赤い鳥居と橋がとても印象的です。

その他の仏像など

本殿周り

水子地蔵です。

賓頭廬尊(びんづるそん)。通称、撫仏です。

「お釈迦様の弟子で修行をつまれ、病気をなおされたので自分の悪いところをなおしてもらうために仏像を手でさすり祈るようになった」とのことです。

子育て地蔵さんです。

交通安全地蔵さんです。

入口付近

盲杖塚です。

俳人塚とのことです。日本で初めて・・・らしいのですが・・・。
西宮俳句協会20周年記念だそうです。

明光塾の碑です。
某塾と思いきや、亜細亜大学の創業者に関する碑のようですね。

本殿周りからの景色

甲山大師は、甲山の中腹に位置しているため、景色がとてもいいです。
参拝した日はあいにくの曇り天気ですが、意味が少しは理解頂けるかと思います。

甲東園方面の景色です。

曇っていて、空がかすんでいたのが残念でした。
きっと、晴れていたらめちゃくちゃキレイだと思います。

御朱印

神呪寺の御朱印です。
如意尼から来ているようですね。

社務所です。本殿を正面に左手にあります。

地図・住所

〒662-0001 兵庫県西宮市甲山町25−1

阪神電鉄の西宮駅、JRさくら夙川駅/西宮駅、もしくは阪急夙川駅/西宮北口駅下車。
阪神バスで鷲林寺循環線、阪急バス五ケ池行きに乗車し、甲山大師で下車します。

最後に

甲山大師・神呪寺をご紹介しました。

甲山は、兜を埋めた伝説がある場所でした。
また、とてもキレイなカムナビ山でしたね。

呪という字を見て怖いイメージもありましたが、言葉を唱える、ということが元々の意味だったんですね。言霊も、それに意味があるからこそ、現在の意味である呪いに繋がっていったのかもしれませんね。

では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!

デアゴスティーニ

デル株式会社

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