目次
はじめに
大阪の南港、ATCギャラリーで開催されているバンクシー展を見学してきました。
バンクシーは万能鑑定士という小説で扱われたこともあり、気になっていました。
丁度、大阪市内で宿泊する機会があったため、帰りに訪問してみました。
写真撮影OK、SNS投稿OKですので、ブログにしました。
ぜひ、ご覧ください。
バンクシーとは?
簡略プロフィール
バンクシーは、英国を拠点とするストリートアーティストです。
生年月日は非公表とのこと。
独特なステンシル技法と、政治的や経済など風刺的なメッセージが話題となっています。
ストリートであるため、作品の保存は壁の一部を切り取って保存されるなどの手法が取られているようです。
なお、自分の作品やフェイク作品の多くは公式サイトで公開されています。
是非ご覧ください。
公式サイト
公式サイトは、Facebook、Instagram、及びホームページです。
ホームページのURL:https://www.banksy.co.uk/menu.asp
公式Instagram :https://www.instagram.com/banksy/?hl=ja
バンクシー展とは?
開催地
2020年から横浜を皮切りに日本で開催されています。
日本以外では、2018年からモスクワ、マドリード、香港など世界の5都市で開催され、100万人以上を動員してきた、とのこと。
日本での開催スケジュール(2020/12/30現在)は下記のとおりです。
- 横浜 2020年03月15日(日)~2020年10月04日(日)
- 大阪 2020年10月09日(金)~2021年01月24日(日)
※大阪の会期は延長され上記の期間となっています。 - 名古屋 2021年02月03日(水)~2021年05月31日(月)
- 福岡 2021年07月02日(金)~2021年10月31日(日)
居住地の近くに来た際に、行かれることをお勧めします。
詳細は、下記のホームページを参照ください。
バンクシー展ホームページ(日本):https://banksyexhibition.jp/
入場するには?
基本的には、入場時間を区切ってホームページで予約します。
(当日券も販売されていました。予約でいっぱいになる時間もあると思われます)
なお、バンクシー展では、個々の絵画に対する説明アプリがありました。
私はダウンロードを忘れており単純に見ていただけだったため、解説を聞きたい方はぜひアプリをダウンロードしておきましょう。
バンクシー展ホームページに詳細が記載されていました。
疑問:バンクシーの了解は?
今回のバンクシー展は、バンクシーの作品を持つ所有者の方が連合となって開催されているようです。そのため、バンクシーへの了解も、バンクシーへの支払いもないそうです。
バンクシーが生きているため、こう考えてしまうのですが、通常の美術作品は作者ではなく所有者・美術館等で開催されていますよね。所有者には展示権があるようです。
なお、日本の著作権法は下記のようになっているようです。
美術作品の展示については、著作者に展示権(第25条)が与えられているため、本来は著作権者の了解が必要です。
しかし、著作権法では、美術作品の所有者の所有権との調整を図るため、美術作品の所有者自らが、又は所有者の了解を得ている者が、美術作品を公に展示する場合は、展示権が働かない(第45条) ことになっているようです。
SNSへの投稿について
バンクシー展では、写真撮影が認められています。
但し、フラッシュや三脚、また、自撮り棒を使った撮影は認められていません。
そのため、本ブログ上でバンクシー展の写真が掲載されていても特に問題ない、ということです。
また、SNSに投稿する際には、下記のハッシュタグを付けて欲しいということがありました。
#BANKSYJAPAN
#バンクシー展
訪問記
入り口前
記念撮影ができるボードがありました。風船を持つポースターの図柄のように撮影できます。
元のバンクシーの絵を基にしたポスターはこちらですね。
電話ボックスのオブジェもありました。
色々と凝ってますね。入場前から楽しませてくれます。
なお、入り口の近くにはコインロッカーが少ないながらも設置されていました。
また、入口には入場可能な時間帯が表示されていました。
早く入場することはできないようになっていました。
入口後
入口すぐ
壁に文字が並んでいます。ちょっと格好いい配置ですね。
今回の展示の副題でもある、「GENIUS OR VANDAL?」もありますね。
また、今回の展示に寄せた、バンクシーの解説がありました。
こちら、日本語部分のアップです。
ビデオ上映
説明エリアを抜けて、次のエリアに入ります。
ビデオが上映されているようですね。
バンクシーのこれまでの絵画が書かれていた場所などが、次々と出てきます。
とても興味深い映像でした。作品を見ることに対する期待が高まります。
スタジオ
アーティストスタジオです。
バンクシーのスタジオをいくつかの写真や映像から再現したものだそうです。
トイレです。
バンクシーがインスタグラムに投稿した写真を基にしているそうです。
こちらですね~♪
こちらは、作品が投稿された場所と作品が世界地図にプロットされています。
これは本当に色々な場所に描かれていますね。
チーム説があるのも納得です。
消費に関するテーマ
ショッピングカートと共に落ちていく人・・・。
バンクシーというと、こういった風刺が効いているイメージです。
バンクシーの言葉が紹介されていました。
こちらも同様に風刺ですよね。
こちらは、セールが終わることに対する残念な気持ち。
確かに縛り付けられている間隔もありますね。
同様の絵です。Very Little Helpsという作品です。
こちらは薬局に書かれた作品です。
こちらは、上記を基に版画にされたものです。
政治に関するテーマ
政治家はサル・・・。めちゃくちゃ風刺が効いてますね。
Devolved Parliamentという題でInstagramにも掲載されていました。
笑顔の兵隊が並んでいます。
良い世界にしたい思いが、実は危険なこと。
今回の新型コロナウイルスにおける自粛警察なんかは、これにあたるような気がします。
Have a Nice Dayというタイトルのようです。
こちらは、テレビによる扇動を風刺したものでしょうか。
考えさせられる作品も多いです。
この作品も有名ですよね。Love is in the Airというタイトルのようです。
戦争に関するテーマ
Game of War.
戦争は規則に従う人によって起こされる、とバンクシーは考えているようです。
サルが爆弾を爆破させる。人間が行っている行為も、変わりはないのかもしれません。
そして、仮面をつけた人間が死神。顔は笑っている。。。見ていて怖くなります。
爆弾を抱えた女性、とても怖いです。。
Love the Bombでしょうか。。。
Think TankというBlurのアルバムがもとになっているようです。
マイルド・マイルド・ウェストという作品です。
可愛いクマが火炎瓶を投げようとしています。
ベツレヘムでホテルが開業されました。
その際のタイトルは、The Worst View in the Worldだそうです。
イスラエルとパレスチナを分ける地区に面しているそうで・・・。
ホテルの一室はこうなっているようです。
メッセージラット
バンクシーの作品で有名なネズミ。
どうやら、複数のパターン(メッセージ)があるようです
その1
その2
その3
その4
絵画が何か力を持ったら、それはどういうことになるか。
バンクシーの「適法でない」が気になります。
その他
小さな子供には不向きなファミリーテーマパークと考えているようです。
ディズマランドといいます。
ノーボールゲームスという作品です。
ファイアスターターという作品です。
チャーリーブラウンがこんなことをするなんて・・・。
パルプ・フィクションというそうです。タランティーノ監督の作品がモチーフになっているとか。
バナナの銃が印象的ですね。
こちらは、バスルームの窓にぶら下がる裸の方。
何を意味しているのか・・・。
そして、少女と風船。めちゃくちゃ有名な作品ですね。
そして、オークションで落札された作品がシュレッダーにかけられる様子が映像で流れていました。凄いですね。。。
展示会の終わりに
時計を動かしているネズミと記念撮影ができます。
そして、天才か反逆者か投票するようになっていました。
皆さんはどう感じましたか?
地図・場所
地図
※大阪会場以外の場所や
〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1
行き方
地下鉄「トレードセンター前」で下車し、ATCギャラリー方面へ向かいます。
エスカレーターを下りた場所にコインロッカーがありました。
(※会場近くにもコインロッカーが設置されていました)
道中、ポスターも貼ってありました。
会期中なので、そりゃそうだろ、なんですが。
サンフラワー乗り場の手前の方を右に向かいます。
下記の写真を参考にしてください。こちらを奥に進めばバンクシー展です。
こちらについても参考にしてください。
とても凝った建築ですね。
最後に
今回のブログでは、ちょっと趣向を変えてバンクシー展の模様をお伝えしました。
沢山の作品があり、完全に紹介しきれていないですし、
タイトルを記録していない作品も多かったです。
でも、(勝手な解釈として)個人がどう受け取るかが大切と思いますので、何か感じるものがあればこれを見た方もバンクシー展に行ってみることをお勧めします。
思ったよりも深い作品もあり、私もびっくりしました。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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