はじめに
小樽の有名な観光地のトップともいえる、小樽運河と手宮線跡を訪問しました。
どちらも明治初期、北海道の発展に関係した歴史遺産です。
無料で見学できますし、小樽の観光スポットとしては外せない場所です。
何より景色がとてもキレイ!
小樽を訪れたら、必ず行きましょう!!
由緒
小樽運河
小樽港は北海道開拓の玄関口として発展してきました。
当時(戦前)は、大きな船を沖に泊め、はしけ(台船:艀)と呼ばれる小舟を使って荷揚げしていました。取り扱う荷量が多くなるにつれ、運搬作業を効率的に行う必要が出てきます。
はしけ(艀)が接岸できる距離を長くするために、海面を埋め立てることによってできたのが「小樽運河」です。小樽運河は、大正12年に完成し、内陸を掘り込んだ運河ではなく、海岸の沖合いを埋立てて造られたため、直線ではなく緩やかに湾曲しているのが特徴です。
なお、小樽運河は戦後になると、港の埠頭の整備により役目を終えます。
そのため、今は運河の一部が残っています。
手宮線
手宮線とは、小樽市の南小樽駅から同市内の手宮駅を結んで日本国有鉄道(国鉄)が運営していた鉄道路線(貨物線)です。
北海道では最初の鉄道(手宮 – 札幌 – 幌内)の一部として1880年(明治13年)11月28日に開通しました。石炭や海産物の積み出しで賑わいましたが、1985年(昭和60年)11月5日に廃線となりました。
訪問記
小樽運河
はるばる来たぜ、小樽運河!
と思っていたら、なんと、ブルーシートに覆われている箇所が!!
仕方ないことなんですが、ちょっと残念・・・。
気を取り直して、写真を撮ります。緩いカーブが何とも言えないですね。
拡大してみると、「おや?」
ブルーシートで覆われていない部分もあるではないですか。
撮影していたポイントに、ふれあいの泉というものが。
訪問した際は、少し暑かったのでタオルをお水で濡らしました。
運河沿いを歩きます。
街頭がの形がとてもキレイです。いや、ブルーシート無かったらキレイなのに・・・とやはり思ってしまいます(汗)
ようやく、ブルーシートがかからない場所まで来ました。
うーん、ちょっと苦しいかな。。。
運河沿いの歩道には、小樽に関する歌や歴史が紹介されていました。
こちらは、歌の方です。
にしても、俺の小樽って、すごいタイトルですねw
そして、こちらが歴史の方です。
文政の頃に小樽の運河ができたようです。貿易拠点の港町として栄えたようですね。
もう少し、運河沿いを歩きます。
運河沿いにはビールなど飲める場所もあり、とても雰囲気が良さそうです。
さて。運河は凡そここまでのようです。
逆側を見てみました。ここらかの景色もいいですね。
では、その先はどうなっているのでしょうか。
あまり、歴史的な建物は残されていないようですね。
可愛らしい銅像もありました。
小樽駅が一直前でも見えました。
いや、いい景色ですね。
ちなみに、小樽運河を紹介した、最初の場所の近くに小樽運河食堂がありました。
ここで昼食・・・と思ったのですが、新型コロナウイルスの関係で閉まっていました。。
もし、旅行で行こうと思っていた方は、事前に確認されることをオススメします。
そのため、今回の昼食は、「近くの函太郎 小樽店」(回転寿司屋さん)で頂きました。
小樽運河のブルーシートで覆われていた場所の近くにありました。
手宮線
手宮線の跡地(廃線跡)にやってきました。
小樽運河と小樽駅の間にありますので、気軽に立ち寄ることができます。
跡地は歩けるようになっていますので、爽やかな感じの散歩にぜひ。
手宮線の入口
こちら、入口です。近代化産業遺産に認定されているようです。
その逆は行き止まりになっていました。
これはこれで、とても趣がありますよね。
色内駅の跡
途中、廃駅跡がありました。
以前の「色内駅」とのことでした。
近くには日銀等、銀行の建物があり、港にも近く、とても賑わっていたようです。
色内駅跡の近くには、バラック小屋みたいな雰囲気のお店があります。
ハウルの動く城の雰囲気、ありません??
線路跡を歩いてみる
基本的には線路が続いていて、周りに草が生えていて、キレイな緑です。
なんだか、映画の「Stand by Me」の雰囲気があって、とても好きです。
子供たちが、線路の上を平均台のようにして歩いていました。
微笑ましい光景でした。
途中、ベンチもあるため、休憩することもできます。
線路をこうやって撮影する機会はないため、とても貴重です。
撮影に夢中になってしまいました。
大通側の入口
大通側の入口にやってきました。
現在は京都にある鉄道博物館に保存してある、「義経」と呼ぼあれる汽車が走っていたようです。
道路には、一時停止は不要です、と看板がありました。
汽車の車輪を模した看板もオシャレですね。
不自然に折れ曲がっているような気もしますが、大通り側では両方で手宮線跡の看板がありました。
短い側にはほとんど人がいませんでしたので、写真を撮るにはオススメです。
(大通りで、小樽駅を向いて右側です)
最後に
北海道・小樽の有名な観光地2つ。
小樽運河と手宮線をご紹介しました。
景色がキレイでとても有名な場所ではありますが、そこには明治にかけて北海道を強くしていくための歴史が隠れていました。景色だけではなく、そういった歴史も含めて有名になったら・・・と感じました。
ぜひ、運河と廃線跡をのんびり散歩してみてください。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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