目次
はじめに
星田妙見宮(小松神社)を訪問しました。
隕石が落下した跡に建立された、というとても珍しい神社です。
高台にあり、本殿からは街を見渡すことができます。
神仏習合の名残が残る、とても楽しい神社です。
七夕伝説などの、看板もあり、説明書きが豊富です。
駅から遠いのが少し難点ですが、ぜひ、ご覧ください。
御祭神
祭神
主祭神
天之御中主大神
日本神話で最初に登場する神様です。天地開闢の際に初めの1柱として宇宙に生成されました。
祭神
高皇産霊大神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊大神(かみむすびのかみ)
天之御中主大神が出現した後に、その次に高天原に出現したとされるのがこちらの2柱の神様です。
「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、「創造」を神格化した神様です。
補足
祭神は、江戸時代までは、仏教では北辰妙見大菩薩、
陰陽道では太上神仙鎮宅霊符神と言われていたそうです。
御由緒
創建について
神社の創始
伝承によれば、平安時代、嵯峨天皇の弘仁年間(810 – 823)に、弘法大師が交野に来たおり、獅子窟寺吉祥院の獅子の窟に入り、秘法を唱えられると、天上より七曜の星(北斗七星)が降り、3ヶ所に分かれて落ちた。このうちのひとつがこの地と言う。
後に弘法大師が赴かれ、大師自ら「三光清岩正身の妙見」と称され、「北辰妙見大悲菩薩独秀の霊岳」、「神仏の宝宅諸天善神影向来会の名山」として祀られたと伝わる。
星田の降臨伝説です。
信仰について
妙見信仰/太上秘法鎮宅霊符について
神社のホームページには、下記記載されます。
太上秘法鎮宅霊符については、聖徳太子が広めたものとして、説明されています。
七夕伝説
七夕伝説が記載された看板です。
隕石落下があったそうです。
こちらも伝説に関係していると考えられます。
訪問記
入口
神社の手前
赤い橋が見えます。
川を渡ります。
鳥居
入口です。鳥居があります。
鳥居の手前が石碑です。
大伴家持の俳句のようです。
馬の石碑があります。
鳥居をくぐって進みます。
参道~第2の鳥居
参道
第一鳥居をくぐると、狛犬が鎮座しています。
看板を見ながら参道を進みます。
第二の鳥居
小松神社という社号標があります。
参道がグネグネしています。
更に参道を進みます。
御神木の杉
御神木の杉です。
皮が剥がされたことがあるそうです。
御神木のため、罰当たりになります。
山登りの参道
第三の鳥居
直角に左に曲がると 、第三の鳥居があります。ここから、正式に星田妙見宮の敷地内です。
手水舎
鳥居をくぐると手水舎です。
龍から水が出ていました。
階段①
長い階段が続いています。
踊り場があります。
更に階段が続きます。
楼門
1つ目の階段を登りきると、右手に楼門があります。
中には、下記の絵が飾ってありました。
2020年の開運絵馬です。
恐らく、七夕に関する絵だと思います。
階段②
1つ目の階段から右手に折れて楼門があり、更に少し左に折れています。
階段③
階段②を登って踊り場を進むと、更に階段があります。
登りきると、お手洗いがあり、さらに登ると社務所があります。
本殿周辺
本殿
本殿へ続く、階段です。社務所からのびています。
お参りをします。
本殿表を横から見た様子です。
下から見上げるとこんな感じです。
おもかる石がありました。
織女石(たなばたせき)
妙見宮のご本尊でないかと思われます 。石の奥に、もう1つありそうです。
また、本殿裏に鳥居があります。
神様が降りてこないように・・・。強力な神様だからでしょうか。
本殿からの景色
本殿からの景色です。とてもキレイです。
摂社・末社:(1)3つ目の鳥居の手前の摂社
祖霊社など
鳥居があります。
左:延命地蔵尊
中:祖霊社
右:庚申社
お社です。
謂れがあるそうです。
下社稲荷社
小さな橋を挟んで稲荷社があります。
祭神:倉稲魂大神(宇迦之御魂神)
稲荷社があります。
摂社・末社:(2)本殿横
鎮宅社
祭神:太上神仙鎮宅霊符神
三宝荒神社
祭神:三宝荒神
摂社・末社:(3)本殿階段下
青龍社
祭神:青龍大明神
豊臣稲荷社
祭神:保食大神
横から見るとこのような形です。
奥にこのようなお社も。
詳細は不明でした。
竜王社
祭神:豊玉龍王・豊正龍王
隣に岩がありました。
摂社・末社:(4)裏参道
社務所から少し下ると、裏に降りていく階段があります。
登ってきた階段とは別の階段で下っていきます。
登龍の滝
祭神:不動明王
入口です。
御神水:明星水です。
滝です。不動明王が鎮座しています。
こちらの滝が、隕石落下地点の1つのようです。
竜神社
祭神:金色龍王
滝のすぐそばにお社がありました。
北斗七星信仰
信仰内容
妙見信仰について、地震の守護の神様を確認します。
神様が配置されている場所が分かります。
対象となる神様を拝みます。
前半
1柱目:貪狼星
場所:1つ目の階段の踊り場
2柱目:巨門星
場所:1つ目の階段を登って、楼門の手前
3柱目:禄存星
場所:2つ目の階段を登った踊り場(右)
4柱目:文曲星
場所:2つ目の階段を登った踊り場(左)
後半(滝に繋がる階段以降)
5柱目:廉貞星
場所:滝に回る階段の途中
6柱目:武曲星
場所:滝の近く
7柱目:破軍星
場所:滝の近く
御朱印
3つ目の階段を登った後に社務所があります。
通常の御朱印
通常の御朱印です。
七夕祭りの御朱印
七夕祭りに関する御朱印です。
祭り前でも授与頂けるものです。
その他、七夕祭り当日の御朱印もあるそうです。
その他
その他、青龍社の御朱印もあるようですが、お守りとセットと思い購入しませんでした。
(個別にいただけるかは、未確認です)
季節ごとにも限定の御朱印があるようです。
詳しくは、星田妙見神社のホームページを参照ください。
また、水みくじがあるそうです。社務所の前にあります。
住所・地図
地図
〒576-0016 大阪府交野市星田9丁目60−1
(JR学研都市線より、徒歩約30分)
行き方
周辺地図です。
星田駅で降ります。
奥の緑の看板の不動産屋の手前の路地を進みます。
道なりに進みます。
途中、星田公園のそばを通り過ぎます。
スーパーを過ぎた突き当りの道を右に曲がります。
途中、こちらの看板を見つけて、左に曲がります。
そのまままっすぐで到着です。
最後に
星田妙見宮(小松神社)を紹介しました。
2020年度は中止となってしまいましたが、七夕祭りも開催されている神社です。
北斗七星に見立てたお参りなど、とてもユニークであることがお分かりいただけたと思います。
また、大きな石も凄いですよね。
見どころが満載です。
訪問されることをオススメ致します。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
北辰妙見信仰は、北極星が天体の中で不動の中心におられる宇宙の根源の大霊として「北極星(=北辰星)」を高貴な星として崇め、北極星とそれを補佐し万物に恵みを与える北斗七星を神格化し、妙見菩薩、天之御中主大神、鎮宅霊符神とした信仰です。