(大阪)織物神社を訪問しました。七夕祭りで有名な落ち着ける神社です。令和3年以降に期待!(α7Ⅲ)

織物神社 七夕伝説 七夕祭り

ビックカメラ.com

はじめに

織物神社(はたものじんじゃ)を訪問しました。

毎年、笹が境内に沢山並べられる、七夕祭りが有名な神社です。
2020年は中止になってしまったようですが、とてもキレイですので訪問しましょう!

元々は、秦氏が織物を伝えたという伝説もある神社です。
では、ご覧ください。

御祭神

天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)

天照大御神が天岩戸から誘い出すために、神衣和衣を織ったとされている織物の神様。

栲機千々比売命大神(たくはたちちひめおおかみ)

多くの布帛で、多くの蜻蛉の羽のように薄い上質なものを作る技師という意味とのこと。
天棚機比売大神と同様に、織物の神様のようです。

『古事記』および『日本書紀』本文・第二・第六・第七・第八の一書では高皇産霊神(高木神)の娘としている。天照大神の子の天忍穂耳命と結婚し、天火明命と瓊瓊杵尊を産んだ。

地代主大神(とこしろぬしおおかみ)
八重事代主大神(やえことしろぬしおおかみ)

出雲系の神様です。
軍神としても尊ばれ、元亀・天正・文禄・寛文年間には、信長や光秀・秀吉・家康らによって手厚い庇護の手が差し延べられたそうです。

御由緒

社格・起源

社格

旧社格は、村社とのことです。

神社の起源

起源は古く四~五世紀にあるとも考えられますが、五~六世紀の頃に秦氏に代表される交易商人によって組織された養蚕布織の技術を持った民(=秦氏と考えられています)が大陸から渡来して、一部の集団が東部産地の麓に定住した時といわれています。

室町時代の文明八年に、後土御門(ごつちみかど)天皇の勅により神紙管領の卜部兼倶(うらべかねとも)の奉幣に始まるとされています。

その他

七夕伝説とのつながりについて

古代、枚方市「津田」を「秦田(はただ)」、
交野交野市の「寺」を「秦山(はたやま)」、
「倉治(くらじ)」を「秦者(はたもの)」といっていた時代がありました。

神社の名称はこの「秦者」の人たちが祀る社ということで、「ハタモノの社」が本来の呼び名であったと思われますが、後に七夕伝説と結び付けられて、「秦」の機織りの「機」に換えて現在の機物神社のイメージ作りが行われたといわれています。

有名な秦と言えば、古代日本には秦氏がいらっしゃいます。
彼らは、高度な技術を持っていると言われていたため、秦氏であると思われます。

毎年、七夕祭りがあるそうです。

冬至の日の出について

冬至の日に、機物神社の境内から交野山に重ね合わされた日の出が見られることです。

このために、この場所は特別に神聖視された祭祀の場所となったようです。条件がよければ、冬至前後の数日間は交野山山頂に日輪が光り輝く直前に交野山の裏側に白道(しろみち)(白い光の帯)が奔り、朝日山を鮮やかに浮き立たせる現象を一瞬見ることができるようです。

祀ができる以前は交野山(岩屋)そのものが、機物神社の御神体だったそうです。

※冬至と言えば、こちらも同様ですね。

京都 元伊勢 皇大神社
京都 元伊勢 皇大神社 日室ヶ嶽遥拝所

訪問記

入口

1の鳥居

神社の入口です。看板と祭礼予定です。
また、令和二年の七夕祭り中止の札がありました。

社号標と鳥居です。

一の鳥居です。

傍に、ハート型の石碑がありました。

参道~2の鳥居

また、鳥居の奥には、不器用な感じの灯篭がありました。
スーパーマリオに出てくる、クリボーを思い出しました。

参道です。とても静かな雰囲気です。

途中、大きな楠木を発見しました。

楠木を過ぎると、簡易的な鳥居がありました。

境内

手水舎

簡易鳥居をくぐると、右手に手水舎があります。

一般的な手水舎です。

近くに織姫の石がありました。

拝殿・本殿

本殿

本殿に向かいます。

正面です。

鳥居と本殿の間には、6体の狛犬が守っています。

お参りします。

本殿を横から見た様子です。

まわりに灯篭があります。

本殿と手水舎の写真です。

西宮(左側)・東宮(右側)

西宮です。

中にお社があります。

西宮の前にはカジノキがありました。

東宮です。

こちらも西宮と同様に中にお社があります。

東宮の前に、タチバナの樹があります。
永遠性を意味しているそうです。

その他

伊勢神宮遥拝所

神宮の遥拝所があります。

お参りしました。
※キノコが生えていました

楼門(東側)

東側に楼門がありました。

中に、織機がありました。

その他、昔の宮司さんの写真が飾ってありました。
地域に密着した神社のようです。

なお、南にも楼門がありましたが、特筆するものはありませんでした。

句碑

紀貫之の句碑がありました。

御朱印

通常の御朱印が左側。
特別な御朱印を右側に授与頂けました。

何と、 右側は無料 でした。
 七夕伝説発祥の地、ということで、宣伝 とのことです。

七夕伝説ということであれば、こちらも。
宗像大社の中津宮です。

宗像大社 中津宮

地図・行き方

地図

〒576-0001 大阪府交野市倉治1丁目1−7

行き方

JRは津田駅で下車します。

バスロータリーを通り越して、736号線を左に向かいます。

そのまままっすぐ進みます。

15分ほど歩くと到着します。

オススメの昼食場所

駅から176号線に入ってすぐにあった居酒屋さんです。(iPhone)
無名屋さんです。

海鮮丼が美味でした。(iPhone)

最後に

大阪の交野市にある織物神社(はたもの神社)を訪問しました。

創建年代は、あまり分かっていないようですが、古代に秦氏が織物を伝えたことが起源と思われます。はたもの(=秦者)が転化されたものと推定されます。織物から織姫となり、星田神社等の伝承と相まって七夕伝承ができたのではないでしょうか。

境内に七夕飾りが溢れる、七夕祭りはキレイと思われます。
ぜひ、訪問ください。

では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!

デアゴスティーニ

デル株式会社

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA