目次
はじめに
熊野大社へ詣でるための道。
熊野街道。
大鳥大社も鳳だんじり祭りも、熊野街道の途中となります。
では、その起点はどこなのか?
今回、気になったため始まりの場所から少し歩いてみることにしました。
ぜひ、ご覧ください。
熊野詣、熊野街道とは?
熊野街道は、摂津国渡辺津(窪津・国府津・高津・楼津ともいう。大阪市中央区天満橋京町付近)を起点に南下し、熊野大社へ至る道を指します。
一時は蟻の熊野詣と言われたほど、多くの人が参詣していたそうです。
そして、 熊野街道の途中には道しるべ が置かれます。
それを、 「王子」といいます。
そして、街道を起点にお祭りや街が発展していったそうです。
訪問記
熊野街道のはじまり、渡辺津
渡辺津とは?
色んな人が京都から訪れます。
そのため、起点は港になります。
京都と大阪を結ぶ大動脈というと、淀川です。
京都からの発着があった場所が、渡辺津です。
また、渡辺津の前には、八軒家と呼ばれていたそうです。
渡辺津の跡地
周辺地図です。
渡辺津の跡地です。
川辺に立っています。
以前は、八軒家と呼ばれていたそうです。
川の様子です。とても広いことが分かります。

雰囲気のいい道が整備されています。
近くに、食事をする場所もあります。
川の駅「はちけんや」です。
地図
〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東1−22
熊野街道の始まり
開始の碑
川の駅から信号を渡ると、熊野街道開始の碑があります。
こちらは、熊野街道である御祓筋(おはらいすじ)の起点となっています。

左へ続く道が、御祓筋です。
窪津王子跡(熊野第一王子)
お祓い筋から一本右より(西の瀬戸内海より)に行くと、渡辺王子跡(熊野第一王子跡)と言われる、坐摩神社の行宮(本宮)があります。

訪問した際の記事はこちら。
そして、実際の窪津王子は、現在は天王寺の堀越神社にあります。
熊野街道を歩く
御祓筋を南に歩きます。
中大江公園
中大江公園まで来ると、石碑があります。
雰囲気のよい公園です。
公園の御祓筋側に石碑がります。

地図です。
御祓筋を進む
左手に教会があります。
高速道路に突き当たります。
このまままっすぐ進みます。
熊野第二王子跡
南大江公園
まっすぐ進むと、右手に南大江公園が見えてきます。
狸坂大明神
公園の中、西側にお社があります。
大明神の入口です。
お参りします。
大きな木が傍に立っています。
坂口王子跡碑
坂口王子の跡の説明です。
石碑です。
熊野街道石碑
公園を過ぎたところに、熊野街道の石碑があります。
奥が南大江公園です。

地図
〒540-0016 大阪府大阪市中央区神崎町1 1(南大江公園内
榎木大明神
御祓筋のどん詰まりに榎木大明神があります。
とても大きな木のもとにある、小さなお社です。
榎木大明神の訪問記
とても大きな木が遠くからも分かります。
木の根元に、お社があります。
お参りをします。
横から撮影しました。本当に木と一体になっています。
木を見上げました。
大きな木であることから、街道の目印になっていたそうです。
下の坂道から撮影しました。
なお、神社に関する説明書きが色々と貼られていました。

エノキ大明神は、槐(エンジュ)だそうです。
地図
〒542-0061 大阪府大阪市中央区安堂寺町2丁目3
今回は、一端はここまでとします。
最後に
熊野街道の起点を訪れてみました。
そして、榎木大明神までの1.5Kmの道のりを歩いてみました。
淀川が起点だということがびっくりしました。
それは、京都からの船着き場であること。そう、最初の起点は京都でした。
そして、古い熊野街道の跡地と大事にされてきた歴史の片鱗がありました。
ぜひ、少しでも熊野街道を感じて頂ければ幸いです。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!

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