目次
はじめに
前回紹介をした、函館朝市。
その近くに停泊している、摩周丸を見学してきました。
摩周丸は、本州と北海道をつなぐ「青函トンネル」が開通するまで、青函連絡船として青森から函館を結んでいた船です。
なんと、鉄道まで乗せていた優れモノ!!
函館駅からも近いです。
ぜひ、ご覧ください。
摩周丸とは?
摩周丸について
摩周丸は初代と2代があります。
初代は昭和23年8月に就航しました。
そして、大きな災害なく昭和39年10月に引退します。
その後、2代目の摩周丸が就航します。
就航日等は上記のとおりです。
旅客定員1200名、搭載車両48両。主機関1万2800馬力のディーゼルエンジン、航海速力18.2ノット(時速33キロメートル)で、青森-函館間を3時間50分で結んだそうです。
箱館連絡船は、鉄道も運びます。とてもすごい船なのです。
20分程度であれば、鉄道の遅れも海上で取り戻せた程だそうです。
1988年3月13日の青函トンネルの開通により、その役目を終えることになります。
その後、1991年から博物館船として開館しています。
但し、運営収益は中々上がっておらず、運営会社が何度か入れ替わっている状況のようです。
基本データ(船体保存されている2代目)
製造場所
三菱重工・神戸造船所
総トン数
8,327.71トン(竣工時)
営業開始
1965年(昭和40年)月30日 函館2岸12時25分発、青森2岸16時45分着の第20便
営業終了日
1988年(昭和63年)18時50分着の第5便
訪問記
車両甲板、総括制御室、主機関室には直接入ることはできません。
また、ガイドツアーや喫茶室は中止しています。
詳細は、摩周丸のホームページ(TOP)を参照ください。
外観・入口
摩周丸は函館駅・函館朝市の近くにあります。
下記イラストの、上側に摩周丸が描かれています。
摩周丸の外観です。
摩周丸の入口に続く、階段の入口です。
階段を登ると、建物があります。
こちらの建物の入口でチケットを購入して、中に入っていきます。
デッキから見た摩周丸です。
イルカの大きなステッカーが貼ってあります。
摩周丸の展示物
入口
入ったらすぐ、エンブレムがあります。
近くに、JRのマークと碇が飾ってあります。
碇は、補助汽船の碇(JIS型)だそうです。
その他、船で用いる結び方が飾ってありました。
模型などの展示
初代の摩周丸の模型です。
二代目の摩周丸の模型です。
鉄道の積み下ろしの様子がプラレールで再現されていました。
就航時に着用されていた制服です。
摩周丸で使われていたもの
飾り毛布です。どうやって作るんだろう!?
船長が使っていた舵です。恰好いいですね!
ランタンなど。年季が入ってます。
使われていた切符です。昔の国鉄時代に使われていた紙切符。
鉄道とほぼ同じですね。
操縦室に入ることができます!
無線室
まずは、無線室です。細かい機械が置いてあります。
ツートンのモールス信号が説明してありました。
操縦室
操縦室です。
通常入ることはできないので、とてもテンションが上がりましたw
まずは、ハンドル。
思っていたより小さくてびっくりしました。
その他、多くのメーターが並んでいます。
その他、レーダー探知機もあります(左奥)
こういうメーター類は得意ではないので、船や飛行機など操縦される方は凄いな、と思います。
摩周丸を体験してみよう
椅子・制服
普通席の椅子です。座ってみることができます。
グリーンの椅子です。座ってみることができます。
その他、制服を着て記念写真を撮影することもできます。
操縦室にて
操縦室にあるいろんなものは触ってみることができます。
係りの方がいらして、丁寧に説明頂けました。
ハンドルの脇にある汽笛。
なんと!鳴らしてみることができます。めちゃくちゃ大きな音ですのでご注意を!
訪問されたら、ぜひ色々と触ってみてください!!
摩周丸からの景色
展示スペースのイチバン前の景色です。
甲板に出てみました。
箱館市街の景色を海から見ることができます。
絵で説明してくれていました。
こちらは、八幡坂・函館ロープウェイ方面です。
箱館ドック方面の景色です。
場所
住所・地図
〒040-0063 北海道函館市若松町12−12番地先
函館駅から徒歩で5分程度です。
特急電車待ちなどの空き時間にも丁度いいかと思います。
行き方・見え方
山の上から見た様子です。
扇形の函館駅の手前に、大きな船が止まっています。摩周丸です。
こちらは、八幡坂からの景色です。
坂の真正面に見える大きな船が、摩周丸です。
こちらは、函館山と八幡坂に関する紹介している記事です。
最後に
青函連絡船として活躍をしていた摩周丸をご紹介しました。
船として海上に保存されている珍しい船です。
保存されているということは、それだけに北海道の方の想いが詰まっているということ。
ただ、このまま船体を保存するにも限度があると思っています。
そのため、今回は摩周丸を見学することにしました。
歴史の生き証人としての摩周丸。
函館駅にも近いですので、時間を持て余した時でも、ぜひ見学してみてください。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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