目次
はじめに
北海道神宮の本宮を訪問しました。
円山公園の中に鎮座されています。
明治時代に建立された、新しい神社です。明治天皇を祀ったことで、神宮に改称されました。
また、併せて北海道の開拓に尽力した方々も祀られています。
ぜひ、北海道神宮をご覧ください。
御祭神(頓宮と同様)
開拓3神
大国魂神(おおくにたまのかみ)
国土の神です。
国(令制国)または国土そのものを神格化した神様とされています。
出雲・大国主命の別名に、各地の国魂神を大国主に習合させたものと考えられています。
大那牟遅神(おおなむちのかみ)
大国魂神と同神とされています。国土経営・開拓の神とされています。
「偉大な鉱穴の貴人」の意とされています。
少彦名神(すくなひこなのかみ)
国土経営・医薬・酒造の神とされています。
大国主と共に、国を発展させた神様です。
その他
明治天皇(めいじてんのう)
近代日本の礎を築いた、とされ北海道神社に祀られることになったようです。
(死後に、祭神として加えられました)
社格・由緒
社格
旧官幣大社であり、現在は神社本庁の別表神社
全国一の宮会より蝦夷国新一の宮に認定されています
(通常の一宮とは異なりますが・・・)
由緒
創祀
明治政府(明治天皇)は、北海道の開拓にあたり、北海道鎮護の神を祭祀するよう勅を発します。(明治2年9月21日)。
その際に、北海道開拓の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の開拓三神が奉遷されることになりました。北海道鎮座神祭が行われこれが北海道神宮の創祀とされています。
社格の変更と社名変更
1871年(明治4年)6月14日に勅旨によって札幌神社と命名され、国幣小社に列せられます。また、明治天皇の勅命によって奉斎されたことから、札幌神社は勅祭社と同様の扱いを受けます。
1871年(明治4年)9月14日に円山公園の現在地に遷宮されました。
当時の円山は札幌の中心部から遠く、道も未整備の山奥であったため大雪では参詣もできない状態でした。そのため、頓宮が札幌駅から近い場所に建立されます。
翌1872年(明治5年)には官幣小社となり、1893年(明治26年)には官幣中社、1899年(明治32年)にはついに官幣大社となります。
1964年(昭和39年)、明治天皇を増祀し、社名が現在の北海道神宮へと改められました。
訪問記
北海道神宮
入口(円山公園)
円山公園側の入口です。階段の上に鳥居があります。
大きな鳥居が印象的です。
円山公園側の鳥居をくぐると、摂社・末社が並びます。
摂社・末社の紹介は、下記の「摂社・末社」を参照ください。
なお、近くにはとても大きな木が植えられています。
北海道神宮の杜を歩く
摂社・末社を通り過ぎて、表参道方面へ歩きます。
道の真ん中に、大きな木がありました。
右側の建物は、カフェになっていました。
キレイな森があります。
北海道神宮では多くの鳥が観察できるそうです。いい森である証拠ですね。
二股に分かれている樹がありました。
表参道・手水舎
表参道に合流しました。神門が見えます。
こちらは、表参道です。春には桜が咲き乱れるそうです。
手水舎です。
柄杓を使わなくていいように改修されていました。
白い玉砂利が敷き詰めてあり、とてもキレイでした。
さて、神門に向かいます。
神門・拝殿
神門
開いている神門です。
神門です(下記は、時間外で神門が閉じている状況です)
神門から社殿をみました。注連縄が入り口にかかっています。
内側から見た神門です。
拝殿
神門をくぐると、拝殿まで石畳が続いています。
拝殿です。とてもキレイで立派です。
お参りします。
お参りする場所を横から撮影しました。
拝殿は伊勢神宮に構造が似ていて、とてもキレイでした。
とても整然としています。
神門内の敷地
内部は、とても広いです。
土地を贅沢に利用されているようです。
摂社・末社
開拓神社
祭神
北海道の開拓を行った際の、功労者37柱です。
(昭和13年に36柱を選出、昭和29年に1柱が選出されました)
由緒
昭和13年、北海道開拓70年の記念事業にあたり、北海道開拓にあたっての物故者を祭祀することとなったそうです。
北海道の全道から奉斎神の申請を求め選考され、開拓神社として鎮座されることになりました。
訪問記
入口
鳥居があります。
社務所・手水舎
おみくじ等を販売している場所がありました。
手水舎です。
社殿
立派な石畳が続きます。
立派な拝殿の奥に社殿があります。
お参りします。開拓神社の場合は、怨霊神ではないですね。
社殿(右から)です。
社殿(左から)です。
その他の摂社・末社
鉱霊神社
祭神:鉱山殉職者です。
(昭和18年、札幌鉱山監督局50周年事業として建立されました)
鉱霊社の入口です。
小さな手水舎もあります。
お社の正面です。お参りします。
斜めから見たお社です。
穂多木神社
祭神:北海道拓殖銀行の物故者
(もともとは、北海道拓殖銀行本店の屋上に社殿があったそうです)
穂多木神社の入口です。
社殿です。
小さめの社殿ですが、一銀行としては立派かと。
その他
六花亭の休憩所
とても広い敷地内だったので、少し休憩していきました。
神門を出て、北一条通り方面へ向かいます。鳥居があります。
六花亭の建物があります。
年中無休で、9時から17時まで営業しています。
有名なバターサンドも販売されています。
こちらでは、判官さまが有名です。食べるスペースもあるため休憩できます。
北海道神宮での限定商品とのことです。
そば粉入りのお餅で、粒あんを包んだお餅。美味しかったのでぜひ!!
神門内
さっぽろビールの奉納品です。
毎年、6月15日に開催される例祭:さっぽろ祭りの様子が人形になっていました。
御朱印
北海道神宮では、2種類の御朱印を頂くことができます。
北海道神宮と開拓神社の御朱印です。
御朱印
北海道神宮
北海道神宮の御朱印です。
参拝記念として、一緒に桜のしおりもいただきました。
開拓神社
開拓神社の御朱印です。
社務所
祈祷受付所で御朱印を頂きます。
神門近くに授与所があります。
可愛らしい絵馬もいただくことができます。
授与所からは、案内があります。
回廊をたどっていくことができます。
右奥に祈祷受付所があります。
住所・地図
地図
〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘474
行き方
地下鉄の路線図
北海道神宮と北海道神宮・頓宮は地下鉄1本で行くことができます。
頓宮はバスセンター前駅で下車し、本宮は円山公園駅で下車します。
道順
地下鉄の円山公園駅で下車します。
円山公園の出口に向かいます。
途中、可愛い壁であったり、
可愛い道が出迎えてくれます。
地上に出たら、円山公園方面へ進みます。
途中、時計台を模した、ケンタッキーのお店があります。
丸山公園に入ります。
公園内を北海道神宮方面へ進みます。
川が流れており、橋を渡ります。
橋を渡り階段を登ると、円山公園口の鳥居が見えます。
最後に
北海道総鎮守として建立された、北海道神宮をご紹介しました。
円山公園という少し不便な場所ではありますが、とても敷地を贅沢に使って桜も沢山植えられているようで春には桜がキレイに咲き誇るようです。
参拝に疲れたら、六花亭に立ち寄ってみてください。
北海道神宮だけで味わうことができる、判官さまを食べることができますよ。
では、皆様にもよいGOENを!
そして、1日でも早く旅と写真が楽しめる日が来ることを!
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